このサイトを訪れて下さった方は多かれ少なかれRQと言う分野に興味を抱いて訪れて下さった事と思う。しかし、「なぜ貴方はRQに惹かれているのか?」と聞かれて明確に答える事の出来る方は意外と少ないのではなかろうか。無論、綺麗な女性は見ているだけで十分楽しめるものだが、もう一歩、ファン心理の能動性について掘り下げてみると、これまで以上にRQが楽しめそうな気がする。今回は他の分野と比較しながら、ファン心理の根底に迫ってみたい。
RQはレースという催しに対してマスコットガール的立場であり、本来「脇役」の筈である。ところが昨今ではこういった脇役にスポットがあたる傾向にあり、声優や女子アナと などにも熱い視線が注がれるようになった。(ずいぶん前からだが)。また、こう いったマイナーな分野ほど熱いファンが多く、ネットにおける交流も盛んである。
こういった人達を俗に「マニア」と呼ぶ傾向にあるが、私はこの「マニア」に属する 人達には大きく分けて二つのタイプがあると思っている。一つは対象に対して多くの知 識をもっているという「深さ」からくるマニア。そして、もう一つは対象を応援する数が 少ない「狭さ」からくるマニアである。
例えば「モーニング娘。」のファンであってもマニアとは呼ばれないが、個人の細か いデータまで知り尽くしていればそれはマニアと呼ばるだろう。また一方で、詳しい知識 は無くとも、世間一般に知られていない分野に対して、多少の知識や熱意を抱いている人 は、それだけでマニアと一括りにされる事だろう。
この「狭さ」と「深さ」の両面を極めれば極めるほどマニア度は高まり、興味を持たない 外部の理解を超える。つまり「マニア」という言葉は、敷居の高さと理解の範疇を超え た部分で当てはめられる、「蔑視」と「敬意」の表面が含まれていると言って良いのではなかろうか。
では、RQファンはどうだろう? 先に述べた二つに当てはめるとすれば、明らかに後者である。RQは声優、女子アナと比較してもまだまだ匿名の世界。よほど確信的に興味 を抱かねば個人名すら知らない人が殆どである。だが、そういった匿名性でマイナー な世界ほど、その中に身を置くファンは楽しみが倍増するのである。「自分だけの世界」 を有しているような感覚で。
これはインディーズバンドを応援しているファン心理にも共通する部分があるのではない かと思われるが、マイナーな分野ほどファンの独占欲を満たしてくれるものである。
実際にRQ撮影会などに参加してみると分かるが、サイン、握手はもちろん、常連にな れば顔や名前を覚えてもらえるし、向こうから声をかけてくれるような場面もしばしば有り得る。憧れのRQから声を掛けてもらえる・・・・・・こういった喜びはメジャータレントのファ ンでは決して味わえない喜びと言えるだろう。「だからやめられない!!」そう感じてい るのは私だけではないと思うのだが !?