きれいめ通勤スタイルを目ざすなら千鳥格子

秋冬のきれいめアイテムの代表、千鳥格子

オフィスで愛されるのは、やっぱり「きれいめ通勤スタイル」の女性。そんなスタイルを実現してくれるアイテムの代表が、千鳥格子柄の服。千鳥格子（ハウンドツース）とは、猟犬の牙のような形をした変形格子柄で、ディオールやサンローラン時代のクチュールによく使われていました。

このクラシックスタイルの象徴的な柄には、クチュールデザイナーたちに愛されてきただけあって、「良家の子女風」なノーブル雰囲気が漂っています。心がなごむあたたかみがあって、コンサバな中にもほどよいモード感があって、おまけにモノトーン配色のものを選べばコーディネイト力抜群。通勤服に、これを取り入れない手はありません。

[CONTENTS]
Page１：この冬おすすめの千鳥格子アイテム
Page２：千鳥格子アイテムで着まわしを楽しむ方法

この冬おすすめの千鳥格子アイテムをご紹介

とりはずせるラビットファーがついたニーレングスのコート。パンツにもスカートにも合う丈が魅力（コート／51,975円／INDIVI）

さて、まずは今年の主だった千鳥格子アイテムをご紹介しましょう。代表選手は、コートやジャケットといったアウターです。これらの一番の今年らしい特徴は、ウエスト位置が高めで、肩幅がぐっとコンパクトになっていること。

たとえばハイウエストで切り替えたコートや、ウエスト高めの位置にリボンベルトをあしらったジャケットなどが登場しています。そしてジャケットに関しては着丈が短いものが多く、セットアップで楽しめるスカートはマーメードシルエットものが主流です。このほか、シンプルなデザインのワンピースも豊富に揃っています。

バッグやマフラー、千鳥格子の小物に注目

マフラーをさりげなく巻くだけで新鮮。千鳥格子の分量が増せば増すほど、着こなしがゴージャスになります（マフラー／3,990円／NATURAL BEAUTY BASIC）

洋服だけではなく、バッグ、靴、マフラー、手袋など千鳥格子の小物も要チェックです。こういった小物類は冬になれば毎年必ず使える、普遍の定番アイテム。パターン種類が豊富な今年こそ買っておくことをおすすめします。もしかしたら、あたなのお母さまのクローゼットの奥底に、昔の千鳥格子アイテムが眠っているかも……。そんなアイテムを活用するのも手です。

白のニット＋黒のタイトスカートといったシンプルコーディネイトに、千鳥格子のマフラーを添えるだけで、たちまち今年らしいモード感が加わります。特にこれからのコートやジャケットの季節、アクセント小物として役立つこと間違いなし。


次のページでは、千鳥格子アイテムの着回し方を紹介します！