レトロなテイストの、ちょっと懐かしい雰囲気のロゴやキャラクター・アイテムが、キッチュなファッションとして注目されている。「キメていない、ちょいハズシ感覚」、「ユニセックス的な着こなし、それもあえてオジンくさいものを着てしまうとか」、「テニスやゴルフウエアの雰囲気」などが面白かったりする。
ブランドでは、たとえば『プレイボーイ』や『ラコステ』、そして『アーノルド・パーマー』。
「『アーノルド・パーマー』は、どこで買えるの?」という問い合わせが、自然発生的、同時多発的にかつての販売元だったレナウンに入ってきたのは最近の事。一部のコダワリピープルやバイヤーに『傘マーク』はターゲットとなっていたらしい。古着屋などではデッドストックが入荷すると即完売という状態が続き、ついに今シーズン、レナウンから復刻版が発売される事になった。
復活したブランド、『アーノルド・パーマー』は、現在のところ取り扱いショップも限られているらしく、WRなどでも入荷するとすぐに完売してしまうという事。
だがそれでも『アーノルド・パーマー』のアイテムがフルラインナップで見られる場所がある。都内某所(今回は原宿GREY)で3日間限定で開かれるショップ。それは一部の雑誌や、フライヤーで告知される、神出鬼没なスタイルでのショップなのだった。となれば、取材を敢行しないわけにはいかない。ロゴで盛り上がるコダワリピープルたちのスタイルもウォッチしたいし。
会場に着くと入口からはすでに長蛇の列。レアな情報に集まってくる、服好きたちのパワーには改めて驚かされる。しかも女の子の割合いが圧倒的に高い。
入場制限している入口のところを、失礼して中に入れてもらう。会場はさながら人気絶頂ブランドのバーゲン会場のよう。あちこちから「これ可愛い!」という声があがる。
噂には聞いていたけれど、今日はじめて『アーノルド・パーマー』のラインナップを見た、という人も結構いたのでは?
持ちきれないほどの服を抱えてレジに直行する女の子の数、多し。
「この分では、初日で 商品がなくなってしまうかも」と、プレスの高橋さんの言。ブランド『アーノルド・パーマー』を説明していただいた。