NYファッション界を担う、実力派アジア系デザイナー
「デレク ラム」のバックステージで人気モデルのフレジャ・ベハ・エリクセンをキャッチ! |
若手デザイナーにチャンスが開かれている点もNYのよいところ。NY発のアジアン旋風を巻き起こした若手デザイナーたちは今やNYファッション界を背負う存在になりました。実力派といわれているこちらの3ブランドは日本でも高感度セレクトショップから支持されています。
DEREK LAM(デレク ラム)
DEREK LAM | 2009年春夏NYコレクション |
リラックスこそがリュクス。スポーツをエレガントに昇華させたスタイルは、時の価値を知る大人女性にぴったり。スポーツテイストを織り込みながら、流れるようなシルエットに仕上げたジャンプスーツは、ドレスのようにまとってほしい。
「DEREK LAM(デレク ラム)」ブランドを手がける中国系米国人のデレク・ラム氏は、ラグジュアリーなデイリーウエアがお得意。2003年9月のNYコレクションでデビューし、わずか5年でNYを代表する実力派ブランドに育て上げました。
THAKOON(タクーン)
THAKOON | 2009年春夏NYコレクション |
ドレスはさらに進化しています。来春夏はオーガンジーに代表されるトランスペアレント(透ける)素材がもてはやされそう。こちらのドレスは透けていたり、肌が露出していてもセクシー過ぎず、しなやか。
タイ生まれで米国育ちのタクーン・パニクガル氏が立ち上げたブランド「THAKOON(タクーン)」は、イノセントなたたずまいと、細部まで作り込んだ丁寧な仕立てが持ち味。米大統領選で民主党候補になったオバマ上院議員のパートナーであるミシェル・オバマさんが「タクーン」のドレスを着用したことから、今米国でアッパー女性の熱視線を浴びているブランドです。
Doo.Ri(ドゥー リー)
Doo.Ri | 2009年春夏NYコレクション |
既に海外ファッショニスタの間では人気に火のついたアイテムで、日本でも大化けするかもしれないのが、サルエルパンツやズアーブパンツ、ジョッパーズなど、見た目にインパクトの大きいパンツ類。その一方で、ドレープ使いやシャーリング、ギャザーといった布地に表情を出すエレガントな手技のドレスも真逆の注目アイテムです。
韓国系米国人女性のドゥーリー・チャン氏が手がける「Doo.Ri(ドゥー リー)」は2003年にNYコレクションでデビュー。女性の美しさを引き出す服づくりが得意で、ドレープ使いが美しいブランドです。
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