ニューボリューム&ハイウエスト
新しいシルエットに挑戦してみたいなら……。■G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)
デザイナー MUG(マグ)
テーマは「ムーンライト」。今やボリュームシルエットを取り入れるのはモードのお約束。ところどころにわざとたるみやしわを持たせて、さらなる新しいボリュームを提案。正統派クラシックカラーのキャメルを異なる複数の色合いで重ね、色でも表情を膨らませています。都会的な女性にふさわしい、強さの中に潜むフェミニンさを巧みに表現。新ボリュームのマイクロミニスカートとショートジャケットはボディーを小さく魅せる新しいコンパクトスタイル! | 月光の輝きを照り返したような、鈍い光沢を放つドレス。春夏とは違って、ピカピカ・ギラギラではない、上質な光沢感、グリッターを備えた、クラシックなフューチャースタイルがこの秋冬のキーワード。コクーン(蚕の繭)シルエットや、風船のように膨らんだバルーンシルエットは大人の愛らしさを表現するのにマッチしたアイテムなので、普段のファッションにぜひ取り入れて欲しい。 |
■THEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)
デザイナー 武内昭(たけうち・あきら)
中西妙佳(なかにし・たゆか)
テーマは「ノスタルジア」。昔、少女の頃の記憶の中にあった少女マンガの主人公やお人形のようなヘアスタイルが印象的。全体に優しげで、ふわりとした色あせた色合い。さめたグリーンが、眠っていた過去の記憶を呼び覚ます。上半身にボリュームたっぷりのコートジャケット+下半身はスッキリしたクラシカルなタイトスカートという、新大人スタイルの合わせ。オーバーサイズのジャケットには、大きすぎるポケット、わざとずらしたアシンメトリーな打ち合わせなど、工夫が多い。 | 古風なタイトシルエットに愛らしいポッケで遊ぶ。今シーズンの新しいシルエットとして注目されているハイウエストを採り入れたタイトスカート。オールディーズなエレガントさがコケティッシュな淑女ガーリー風に仕上げています。愛らしくもドレッシーな「トーキョー・ウイット」! |
大人のためのミニマル&リラックス
シンプルにエレガントに着こなしたいなら……。■support surface(サポート・サーフェス)
デザイナー 研壁宣男(すりかべ・のりお)
テーマは「マイナスの装飾」。究極のミニマリズムを見せてくれた希少なコレクションの一つ。構築的でシンプルなフォルムは、仕立ての良さもあって、女性の本来の美しさを引き出す「引き算の美学」を提案。内面から輝く女性にこそ着てもらいたいと思わせる、カッティングの美が煌めくコート! | リラックス感を出しつつ、美に手を抜かない女性の出で立ちとは、こういう物かも。ボリューム感ある上質なニット。カッティングが冴えるシンプルなパンツ+カットソーに合わせ、芯の強さとリラックス感をミックス。都会の成熟した女性の休日スタイルとしておすすめ。 |
■KAMISHIMA CHINAMI(カミシマ チナミ)
デザイナー カミシマ チナミ(かみしま・ちなみ)
テーマは「DRY SNOW」。雪色のポンチョに、同じく白のスキニーパンツという「ホワイト×ホワイト」の合わせ。上半身にタップリの分量感を持たせ、凛としたボリュームで魅せる。この秋冬のトレンドアイテムになりそうな予感のポンチョがエレガンス&マスキュリンに全体を締める。これだったら大人も着れそう! | ブーツインスタイルはもやは定番化。それをよりエレガントに大人っぽく魅せています。リラックス感をシルエットで表現した長めのニット。袖まわりだけがたっぷりで、そのほかはタイトなシルエットがスポーティーエレガント。 |
次のページでは、ニットで魅せる、新しい重ね着=大人ガーリーなレイヤードスタイルをお見せします!