今回のメインスポンサーはOLYMPUS。
会場には最新のデジタルカメラなどがディスプレイされた。
今シーズンのトレンドは「レディライク」なスタイル。40年代、70年代調のクラシックでフェミニンなコーディネートが続々と登場した。Aラインシルエットや細身のペンシルスカート、フェミニンなボータイ付ブラウス、ヴィンテージ風ブローチやコサージュなどが新鮮。また、ミンクやフォックス、コヨーテなどさまざまな種類のファーが多かった。アイテムもコートやケープ、マフラーなど多彩。
カルバン・クラインの会場にて。
人気デザイナーのショーになると、
ランウェイを撮影するカメラマンの数もぐっと増える。
デザイナーとしては、イタリアのワインメーカーEcco Domaniのスポンサーを受けたLibatine(ヴィンテージ古着にシルクスクリーンのプリントを施したコレクションで有名に。今回は、ヴィンテージだけでなく、メンズ、ウィメンズのフルラインが登場)、Doo. Ri(韓国系のデザイナー。ドレープの美しいドレスやトップスなど)、Harmon(Miguel Adroverの元でスーツを担当。往年のYSLのような丹精なテーラリングのメンズ、ウィメンズを展開)などが話題。また、雑誌『VOGUE』編集長アナ・ウィンターが目をかけていることでも有名なProenza Schouler、Jeffrey Chow、Derek Lamの3ブランドもそれぞれの力量を発揮、パワーアップしたコレクションを見せた。このあたりが、Marc Jacobs、Michael Kors、Narciso Rodriguezらに次ぐ、NYファッション業界のスターになっていくか、というところ。
ブライアント・パーク前のストリートでは、
会期中色んなプロモーションが繰り広げられる。
右はTARGETのプロモ犬!
左はパパラッチゴシップ誌『Star』を配布していた女の子たち。
また、今回は、ショーの5日前になって、カルバン・クラインがショーの日程を変更。そのあおりを受けたデザイナー(James Coviello、Roland Mouret)もスケジュールを変更せざるを得ないという一幕も。大御所ブランド、カルバンと同じ時間帯では、ショーに観客、そしてモデルも集まらない、というのが主な理由だろう。デザイナー同士のパワーゲーム、である。デザイナーを中心に動く、さまざまなパワーが結集するとき、それがファッション・ウィーク、ともいえるだろう。
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