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メイクアップアーティストの吉村綾子さんを迎えて NY紀伊国屋でバザー・トーク開催

NYコレクションや雑誌、セレブリティのメイクなどで活躍するメイクアップアーティストの吉村綾子さんを迎えたトークショーが紀伊国屋書店で開催された。

執筆者:市川 暁子



NYで日本の本や雑誌を買うなら、やはり日系の書店が便利。中でもロックフェラーセンターにある紀伊国屋書店ではその時々で話題の新刊や雑誌をとりあげたイベントを開催するなど、NY在住日本人たちの憩いの場ともなっている。

3月30日には『HARPER’S BAZAAR日本版』5月号のNY特集を記念して「バザー・ファッショントーク」が行われた。今回のイベントはゲストにNYコレクションや雑誌などでワールドワイドに活躍するメイクアップアーティストの吉村綾子さん(写真右)を迎え、NYで『HARPER’S BAZAAR日本版』の編集に携わるファッションジャーナリストの伊藤操さん(写真左)と対談形式でファッションについて語るというもの。

対談でははじめに3 月末に行われたばかりのアカデミー賞授賞式で綾子さんが担当したセレブリティメイクの話が登場。綾子さんによればヒラリースワンクには「ブリック系のピンクベージュの口紅をポイントに」したフレッシュなメイクを、ウィノナライダーには「アイラインをしっかりひいてバンビのような彼女の瞳をより可愛らしく演出」したということだった。

また2001年秋冬のNYコレクションのスライドを見ながら、来秋冬の女性像「強い女VS優しい女」のスタイル、そしてメイクについての話も。ダナキャランやマイケルコース、ラルフローレンなどが提案したミリタリーや乗馬スタイルなどのかっちりした装いは女性の強さやセクシーさを、マークジェイコブス、アナスイ、そして綾子さんがランウェイメイクを手掛けたナネットレポーなどのノスタルジックでお人形のようなキュートなスタイルは女性の可愛らしさや優しさを強調していたということだ。同じ強さ、優しさを表現する方法においても、デザイナーによってそれぞれメイクは多種多様。例えば、強い女性のメイクとしてダナキャランでは目元を強調、一方ヘルムトラングの場合は赤い口紅をポイントにアイメイクはほとんどしていなかったそうだ。

『HARPER’S BAZAAR』はアメリカでは133年もの歴史をもつハイエンドファッション誌。日本版は昨年夏に創刊され、毎号オリジナリティ溢れるテーマ編集で話題になっている。最新号は「これがNYの実力だ!」としてUS版と連動した総力編集。「日本の才能はNYで探せ!」という企画では様々な分野で活躍する日本人にフォーカスし、そのひとりとして綾子さんも登場している。またNYにおけるその道のエキスパートが紹介するファッション、コスメ、インテリア、美術館、レストラン、スパの情報を徹底リサーチした100ページの別冊付録・ガイド&マップ(写真左)は話題のスポットの魅力を余すことなく網羅、これも見逃せない。この別冊のガイドをマディソンアベニューのDKNYに持っていくと20%オフになるという特典も。(4/15~5/15まで)

このNY特集と連動した今回の「バザー・ファッショントーク」。NY在住のファッションに関心のある女性を中心に大勢が集うイベントとなった。皆、普段は直接聞くことの出来ないプロのファッショントークに熱心に聞き入っており、貴重なひとときとなったようだ。

* NY紀伊国屋書店 / 10 West 49th Street (bet. 5th Ave. & 6th Ave.) / Tel: 212-765-7766

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