「EYE OF GYRE」選りすぐりエキシビジョンたち
【CONTENTS】
Page1:深澤直人のデザイン・ワークショップ展「WITHOUT THOUGHT」
Page2:アーティストブックを中心とした東京初アートブックフェア「ZINE'S MATE:TOKYO ART BOOK FAIR 2009」
Page3:建築が脳を刺激する?! 「ARCHITECT JAPAN 2009」と「ARCHITECT TOKYO 2009」
Page4:アーティスト集団「2×4」による展覧会「IT IS WHAT IT IS」
今回、そんなGYRE2周年を記念して、現在EYE OF GYREにて開催されている展示会から最近のものまで、選りすぐってご紹介! アート、建築、本などのカルチャー好きは必見です。
深澤直人のデザイン・ワークショップ展「WITHOUT THOUGHT」
見応えのあるこのワークショップ展を書籍としても発売中。「WITHOUT THOUGHT Vol.10 箱/BOX」\1,000/ダイヤモンド社 |
今までに「breakfast」「WIPE」「flower vase」など、さまざまなテーマで展覧会を行っており、いずれも「WITHOUT THOUGHT=考えない」ことを前提にデザインに取り組む深澤氏の考えが反映されています。洗練されたそのワークショップは、国内外問わず高い評価を得ています。
10回目を迎える今回のテーマは「箱」。会場内には、様々な箱が展示されています。それぞれの箱の前で立ち止まり、ひとつひとつじっくりと眺め、あれこれ思いを巡らせると、それらデザイン、カタチ、視点に驚かされるものばかり。エレガントでスタイリッシュな箱や、ユニークで遊びゴコロのある箱など、どれも見る人を楽しませてくれます。
深澤氏曰く「テーマ自体どういうものにするかは、だいたい決まっていて、みんなが良く知っているもの。それもデザインに関係なく決めています。今回のテーマの箱だって、箱って言ったら誰でもわかる。皆がそれぞれいろんな箱を思い浮かべることができますよね。単純なんだけど、いろんな角度からの解釈を持っているものをテーマに選んでいます。それは、生活に根ざしているから、考えなくても日々自分たちが理解している。それを引き出してアイデアにするのが、このワークショップの特徴です。今までのデザインの概念、例えば、見てすぐわかったり、刺激を受けるのではなく、同調するような感覚や感触。そういう感覚で見て欲しいかな」
■「WITHOUT THOUGHT BY NAOTO FUKASAWA
DMN DESIGN WORKSHOP EXHIBITION VOL.10」
開催期間:~2009年11月23日(月)
開場時間:11:00~20:00
主催:DIAMOND DESIGN MANAGEMENT NETWORK|DMN
(ダイヤモンド・デザインマネジメント・ネットワーク)
ワークショップディレクター:深澤直人
次のページでは、東京初! 大規模なアートブックフェア「ZINE'S MATE: TOKYO ART BOOK FAIR 2009」をご紹介!