beautiful peopleデザイナーインタビュー2
―ウールマークとのコラボレーションニットを発表したいきさつを教えてください。
熊切氏「以前、僕らのブランドがセーターにカシミアっていう刺繍を入れたのがすごく評判良くて、今度はウールのスクールセーターを作ろうよということになって、アイコン何がいいかなというところからスタートしました。僕たちは自分たちのアイコンをそこまで決めて、作っていないんですね。それを作ってしまうとブランドイメージが固定されてしまうからです。なので、毎回アイコンを変えたりだとか、例えば、今回のコレクションでは4つのアイコンがあったりするんですけど、その時に考えたのが、ウールだったらウールマークかなという単純な発想から、ウールマークさんに打診しました。僕の母親もニット関係の仕事をしていまして、小さい頃からウールマークには馴染みがあったんです。また、毛糸玉についているウールマークに懐かしい感覚があって、このマークがものすごくいいなと思って(笑)。これをしたのが前回の展示会だったので、60年代の感覚みたいなものを使ってみようかなと思っていた頃で、ウールマークさんが誕生したのもその後くらいで、年代的にもデザインの雰囲気が似通ったものがあったのかなと思って。使いたいとウールマークさんにお願いしたら『いいですよ』と言ってもらえたので、コラボレーションすることになりました」
―ウールマークとのコラボレーションニット(スクールセーター)について詳しく教えてください。
熊切氏「例えば、近所の制服が売っていそうなお店に置いてあるカラーだったりとか、サイズ感も130、150っていって、本当に中学生とか高校生が着るサイズ感なんですけど、それを大人の女性に提案しています。ウールに関しては、メリノウールを使用して、カラーに関しては、一番オーソドックスだなと感じる色。だけど少しメランジが入っているのを選んで、お洒落な感じを出して作っています。怒られちゃうかもしれないけど、ちょっどだけ傾けた方が可愛いかなと思って、ウールマークを8℃傾けてあります(笑)。これが特徴かな」
【取材協力】
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