【CONTENTS】
・Page1:チェック柄?それとも花柄?レトロドレス対決、オドレイVSビヨンセ
・Page2:チェック柄?それとも花柄?レトロドレス対決、オドレイVSビヨンセ
・Page3:レトロスタイルはパールが命!ビヨンセVSオドレイ
チェック柄?それとも花柄でいく?レトロドレス対決、オドレイVSビヨンセ
「ココ・アヴァン・シャネル」で若き日のシャネルを演じたオドレイ・トトゥ。(C)Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema |
映画「ココ・アヴァン・シャネル」の時代背景は1900年代初頭。当時の女性のファッションと言えば、コルセットで身体を締め上げ、レースがふんだんに施された、さながらカーテンのようなドレスを身にまとうのが主流でした。誰もが似たような格好をしている(これは現在でも同じことが言えますが)「時代の定番」ファッションに違和感を感じたココ(オドレイ・トトゥ)は、自らドレスを大胆にリメイクし、当時としてはかなり斬新な着こなしで周囲の目を引きました。とは言え、現在のトレンド視点からいくと、劇中のオドレイのファッションはとても地味に見えるかも知れません。肌を露出した服装や、女性としての「セクシー」という美的感覚がまだ浸透していなかった時代ということもあり、「見せる」より「隠す」お洒落を披露してくれています。襟元が詰まったブロックチェックのロングドレス風のワンピースは、カントリー少女風のあどけなさが可愛らしい。グレーとホワイトのシックな色使いが、一見パッと目を奪われるほど大胆なチェックの総柄ドレスながら、落ち着いた貞淑なムードを醸し出していますね。ココ・シャネル役のオドレイ・トトゥの凛々しい表情と、ドレスの愛らしさのギャップに心惹かれます。たまには、イノセントなチェック柄ドレスを選んでみるのも新鮮ですね。
「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」で、伝説のソウル歌手、エタ・ジェイムズになりきったビヨンセ。 |
映画「ドリームガールズ」で若きダイアナ・ロスを演じ、大好評だったビヨンセが、今回「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」で演じるのは、カリスマ的な歌唱力を持つディーヴァ、エタ・ジェイムズ。劇中でビヨンセ演じるエタが着こなすのは、歌姫ならではの貫禄あるセクシーファッションが盛り沢山です。チェック柄ドレスのオドレイに対し、ビヨンセは円熟味のあるフラワープリントをセレクト。何より大きな違いは、こちらは「見せる」お洒落。ボリュームアップされた、グラマーレトロなブロンドショートヘアに、大胆なドレスで、貫禄十分です。デコルテや胸元に自信がないとなかなか着こなすのは難しいアイテムですが、ビヨンセのダイナマイトボディにかかれば、お手の物といったところでしょう。
オドレイとビヨンセのファッションはまったく正反対ですが、レトロスパイスを学べる絶好のコーディネート。個性的なエッセンスがちりばめられています。特に、チェック柄は秋冬の王道的アイテム。セレブたちは、プライベートスタイルに取り入れていますが、チェックのボタンシャツやタータンチェックのスカートなどが、今年秋冬も流行しそうです。オドレイが劇中で着ていたワンピースは、カラーが詰まったレトロシックな一枚。チェック柄ドレスの足元にウエスタンやレースアップのブーツを合わせて、思いっきりカントリー風に着こなすのもアリです。
ビヨンセのドレスは、彼女のダイナマイトボディとの相乗効果でとことんグラマー!胸元が大きく開いたドレス一枚では落ち着かない、という方は、ショートジャケットや、ショールをさらりと羽織ってくださいね。女たるもの、セクシーを武器に美しいドレスを着こなすくらいの心意気は欲しいものです!…というわけでこの勝負、ビヨンセがWINNER!
引き続きオドレイVSビヨンセのファッション対決です!