いつか手にしたい!憧れシャネル・スーツ!
女性なら、20代であっても、60代であっても、シャネルといえば憧れのブランドですね。ヨーロッパの貴族達やファーストレディたちが、代々受け継いできたオートクチュールのシャネル・スーツは、エレガントで知的で高貴。まさに、全てを手に入れた女のシンボル的アイテム!一生に一度は袖を通してみたいものです。今回は、パリのヴィンテージで第一人者であるディディエ・リュドが手がけたシャネル・スーツをはじめ、「一度は着てみたい!」と思わせる憧れ度の高いドレスをエレガントに装ったジュリアン・ムーアをチェックします。【CONTENTS】
・Page1:誰にも負けたくない日は、シャネルでビシっと決める!
・Page2:出ました!大人キュート!ペールピンクのシャネル・スーツ!
・Page3:ジバンシィの情熱レッド・ドレス!
・Page4:女ゴコロと戦略が入り混じるカラードレス選び!
・Page4:“ディディエ・リュドでお買い物”がフランス上流社会の合言葉。
2008年6月7日公開の「美しすぎる母」は、ショッキングな内容ながらも、ファッション的にも背景的に見ても、絵画ように美しい作品。ヴァカンスシーンでは、プッチ柄風シャツに注目してね!(c)Lace Curtain,Monfort Producciones and Celluloid Dreams Production |
6月7日(土)よりロードショーの『美しすぎる母』より、ジュリアン・ムーアの煌びやかなファッションとオートクチュール衣装にググっと迫ります!この映画は“プラスチック”を開発したベークランド家の富と闇を描いており、彼らの身に実際に起きた惨劇がベースになっています。ジュリアン・ムーア演じる貧しい家庭で育ったバーバラは、大富豪ベークランド家の跡継ぎであるブルックスと結婚し(簡単に申せば、“玉の輿”ですね!)、一人息子のアントニーを授かり、憧れの上流社会デビューを果たします。しかし、“光あれば闇あり”。優雅に社交界を渡り歩くジュリアンの美しさが、後に起きてしまう悲惨な殺傷事件を、より物悲しいものにしています。ショッキングな内容の作品なのですが、舞台が、ニューヨーク、パリ、カダケス、マジョルカ、ロンドンと移り変わり、どのシーンもまるで絵画のように美しく芸術的であることも特筆すべき点です。また、時代と環境に応じて変遷するファッションがすばらしく、美的センスを磨きたい女性は要チェックの作品ですよ。オートクチュールの世界では重鎮であるディディエ・リュド氏が衣装協力しているとあって、ファッション業界からも熱い視線が寄せられています。
誰にも負けたくない日は、シャネルでビシっと決める!
シャネルのオートクチュール・スーツ。シャネル・ピンクは、年齢を重ねても着ることができる高貴な女性の定番品です。(c)Lace Curtain,Monfort Producciones and Celluloid Dreams Production |
では、早速ファッションチェックをしていきましょう!
このシーンで、ジュリアン・ムーアが着ているのは、シャネルのオートクチュール・スーツです。エレガントフェミニンなシャネルらしいルックスですね。シャネル・ピンクは、年齢を重ねても大人っぽく装うことができて、華やかで若々しい印象をもたらします。これぞ、大人のフェミニズム!パールのネックレス+巻き毛+ツウィード・スーツなら、時代を問わず、品の良いゴージャス・マダム風スタイルが作れますよ。
レッドカラーのシャネル・スーツ。こちらもオートクチュールで、気品が漂います。(c)Lace Curtain,Monfort Producciones and Celluloid Dreams Production |
こちらは、赤いリボンタイのブラウスとコーディネートしたレッド・スーツ。シャネルのオートクチュールです。上品で華やかな王道スタイル。年代を問わない勝負スーツですね。一着仕立てれば、いくつになっても着ることができます。ヴィンテージっぽいゴールド×ルビーのブローチが素敵。ジャケットONのブローチ使いは、大人の女性の品格があふれ出る部分。ブローチは、ネックレスやイヤリングでは醸し出せない知的さや品格を静かに語ってくれますよ。
次は、あのカール・ラガーフェルドがジュリアン・ムーアのために特別にデザインしたシャネルのピンクスーツです!