オスカーファッション―サーモンドレス対決―
シリーズ第六回を迎えたオスカーファッションチェック。今回は、「サーモンドレス対決」です。優しく品のある女性を演出してくれるサーモンカラーは、程良く力の抜けた雰囲気を醸し出す調和の色。そのため、“八方美人色”とも言われています。「敵を作りたくない!」「みんなと仲良くしたい!」といったシーンでは、サーモンドレスが大活躍! 大物セレブがこのドレスを選ぶときは、波風を立てたくないとき。公私ともに順調で、余裕のある時期だと思って間違いないでしょう。【CONTENTS】
・Page1:グウィネス・パルトロウのマーメイドドレス!
・Page2:ペネロペ・クルスの圧巻ラッフルドレス!
グウィネス・パルトロウのマーメイドドレス!
ザック・ポーゼンのドレスで登場したグウィネス・パルトロウ。Photo by Darren Decker/Getty Images |
20代の頃は、恋多き魔性の女として知られたグウィネス・パルトロウも、結婚、出産、子育てを経て、すっかり落ち着きのある女性になりましたね。ザック・ポーゼンのサーモンドレスは、賛否両論でしたが、マーメイドラインのシルエットがグウィネスの真っ直ぐに伸びたプラチナブランドとピッタリ合っていて、なかなかゴージャスでした。
艶やかなレッドリップはグウィネスのトレードマーク。Photo by Darren Decker/Getty Images |
グウィネスのような赤みのないプラチナブロンドは、誰もが真似できるものではない憧れの象徴。これほどの輝きを放つストレートブロンドは稀で、グウィネスはどんなドレスを選んでも勝負できますね。ここ数年は、ヌーディカラーのリップスティックが大流行しましたが、レッドリップが復活しています。グウィネスのレッドリップは、彼女の昔からのトレードマークで、グウェン・ステファニーやアギレラのような、ややマットな深いレッドカラーではなく、艶やかな朱赤のシアータイプであることが特徴です。マットリップの上から透明グロスを重ねてもOK!
この写真では確認できずに残念ですが、グウィネスの耳元で光っているのは、シャンデリア系のゴージャスなダイヤモンドです。ここ最近、彼女は、イメージキャラクターをつとめるダミアーニばかりをつけていたので、クラッシクジュエリーのフレッド・レイトンを身につけると、かえって新鮮な印象でした。
セレブ御用達!フレッド・レイトンのジュエリー!Photo by Darren Decker/Getty Images |
ゴージャスなダイヤブレスレットも、リングもすべてフレッド・レイトンです。同じ会場にいた他のセレブからも羨望の眼差しを向けられるほどのキラメキでした。とても繊細なデザインにダイヤがセットされており、小さいパールがエレガントさを演出。サーモンドレスは、優しい印象で終わってしまいがちなので、グウィネスのように、ゴージャスなインパクトジュエリーでメリハリをつけるのが正解です。
みんなと仲良くしたいときにはサーモンドレスが効果的。だけど、“優しそうないいヒト”で終わってしまってはNG! サーモンドレスは、自信のある女が自慢げではなくサラリと余裕を見せ付けるために存在しているドレスなのです!
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