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少年達の反省の言葉が心を打たなかった 遺族への言葉の前に心あり(2ページ目)

罪を犯した少年達に実刑を言い渡した後、「償い」という歌を紹介した裁判長さんの気持ちとは?言葉の重さについて考えてみました。

執筆者:天野 隆

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(失敗してわかる事がある)

親も上司も、子供や部下が失敗しないように先回りして、失敗させないようにする事が良くあります。私も、親として上司として、良く経験してしまいます。ところが、失敗して痛い思いをしないとわからない事があるのも事実です。痛い思いをして、何故こうなったかを思う時、成長が始まるのかもしれません。

(裁判長さんは何故、歌詞を添付しなかったのでしょうか?)

刑に服してそしていつか、うまく行けばいつか、可能性は少ないかも知れないがいつか、判決の後に言った言葉を思い出してくれて、その歌詞を、自分で捜してくれるのでは無いか?そんな気持ちで言われたのでは無いでしょうか?本人がいつかその気持ちになれるかもしれない、そのための「種まき」では無かったでしょうか?

(伏せたコップに水を注げば周囲を汚すだけだ)

受け取る側の心が伏せたコップの状態にある時、いくら良かれと思ってヒントという水をあげても、水は中に入らず周りにこぼれ、周りを汚すだけだと教わりました。コップが上向きになった時に水は有り難いものになるようです。(石田梅岩に学ぶ:致知出版社:寺田一清著P163)

(私たちに出来るのはそっと待つだけ)

「言葉の前に心あり。言葉の後に行動あり。」
裁判長さんの気持ちを大切に、その後の少年や御両親の談話を追いかけるのでは無く、ずっと将来、言葉の後の「行動」があると信じて、この素敵な「種」が芽を吹く時まで、じっと待っていたいものです。
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