ストーカー被害の大多数は、面識のある人物からの行為によるものです。執拗なストーカー行為は取り返しのつかない事態をも招きます。しかし、見知らぬ人物からのストーカー行為も要注意です。

見知らぬストーカー

改札口で後ろをチェック!
改札口で後ろをチェック!
日々の行動範囲の中で、何かおかしい、誰かに見られているような気がする、誰かにつけられているような気がする、と感じたときは、ストーカー被害を疑ってみたほうがいいかもしれません。しかし、その前に、「自分にはストーカー被害を受ける理由があるか?」を、よく考えて見ましょう。

たとえば、以前付き合っていた異性との別れ方がうまくいってなかったとか、同僚や上司から尋常ではないアプローチを受けているとか、誰か思い当たる人がいる場合は、そうした人物による行為かもしれません。しかし、まったくそういう人物が思い当たらない場合は、「見知らぬ人物」による都市型のストーカー行為が考えられます。

東京や大阪、名古屋、福岡など、大都市圏では、見知らぬ人物からのストーカー行為が他の地域より多いのが特徴です。人が多いのと、女性でも夜遅くまで仕事をしていたりして、帰宅時間が遅く、電車やバスを利用しての帰宅ということになり、コンビニに寄ったり、駅から徒歩で帰宅するなどの場合が多いからでしょう。

顔見知りや面識のある人物からのストーカー行為と、見知らぬ人物からのストーカー行為では、被害を受ける側の心がまえが違ってきます。恐怖の度合いもまた違うはずです。相手が特定できる場合はまだ覚悟もできますし、予測もできて、対策もとりやすいのですが、相手が分からなければ、誰も彼もがあやしく思えて過剰に脅えてしまいがちです。また、そうして脅える姿を見て彼らは余計に行為をエスカレートさせるかもしれません。

帰宅時に要注意!

いずれの場合も、まずは帰宅途中に警戒が必要です。勤め帰りなどに下り電車に乗れば、(これから自宅に帰る)ということは容易に推測されます。そうして尾行されたら、自宅を特定されてしまうことになります。自宅を知られると、郵便物の抜き取りやゴミ探り、行動の監視などの危険性が出てくるのです。プライバシーが脅かされるだけでなく、朝、尾行されれば勤務先も知られてしまいます。

通常、身に覚えがなければ何も考えずに帰路につくものでしょう。しかし、下りの電車内でもメールに熱中したり、読書や居眠りなどで警戒を怠ってはいけません。乗客の中に雑誌や新聞の陰から、あるいは窓ガラスに映った姿越しに誰かが見ているかもしれないのです。電車内ではさりげなく周囲を見回して、不審な動きをする人がいないかを確かめましょう。そして、自宅の最寄り駅で改札口を出た後も、必ず後ろを見て自分の後をつけてくる人物がいないかをよく見ることです。

最近は精算の必要のないカードが増えているので、その駅で降りた人物が日常的にその駅を利用している人かどうか見分けがつきにくいのですが、改札口を出た後で迷わずバス乗り場やどちらかの方向に向かう人以外でこちらの様子をうかがっている人がいないかどうかをチェックするようにしましょう。帰宅経路では常に周囲360度に視線を配り、特に後方からの尾行者がいないことを確かめてから自宅に戻りましょう。見知らぬ人物からのストーカー行為のターゲットにならないためには、帰宅時の警戒心が不可欠だと覚えておきましょう。

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