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主なGUIコンポーネントの利用(3ページ目)

JSFに用意されているGUI作成用の主なコンポーネントについて、その基本的な使い方を説明していきましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

ポップアップメニューと一覧リスト


HTMLの<select>タグは、1つのタグで一覧リストやポップアップメニューを作成することができます。これらのGUIを作成するためのコンポーネントも、JSFには用意されています。ただし、1つではなく複数のものが。JSFでは、それぞれの表示のスタイルごとに異なるコンポーネントが用意されているのです。

・ポップアップメニューの表示
タグ:  <h:selectOneMenu>
クラス: HtmlSelectOneMenu

ポップアップメニューの表示を行うためのものです。マウスでクリックすると項目が現れ、そこから項目を選びます。

・1項目選択のリスト
タグ:  <h:selectOneListbox>
クラス: HtmlSelectOneListbox

1つの項目だけが選択できる一覧リストを表示します。リストに表示される項目数は、size属性で指定できます。

・複数項目選択のリスト
タグ:  <h:selectManyListbox>
クラス: HtmlSelectManyListbox

複数の項目を選択できる一覧リストを表示します。やはりsizeで表示される項目数を設定できます。

では、これらもサンプルをあげておきましょう。ここでは、ポップアップメニューと単一項目のみ選択できる一覧リストを表示させてみます。

<h:form>
  <h:selectOneListbox id="select1" value="A">
    <f:selectItem itemLabel="Windows" itemValue="A" />
    <f:selectItem itemLabel="Linux" itemValue="B" />
    <f:selectItem itemLabel="Mac OS X" itemValue="C" />
  </h:selectOneListbox>
  <br /><br />
  <h:selectOneMenu id="select2" value="A">
    <f:selectItem itemLabel="Windows" itemValue="A" />
    <f:selectItem itemLabel="Linux" itemValue="B" />
    <f:selectItem itemLabel="Mac OS X" itemValue="C" />
  </h:selectOneMenu>
</h:form>

ポップアップメニューと一覧リストのサンプル。

見ればわかるように、メニューやリストに表示する項目は、ラジオボタンと同様、<f:selectItem>タグを使って記述します。
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