米国コロラド州デンバー「シックス・フラッグス・エリッチ・ガーデンズ」の「ハーフ・パイプ」(ドン・キホーテ参考資料から) |
その鉄骨の正体は、絶叫マシンのレールだったんです。ドン・キホーテの9月22日付けのプレスリリースで、正体が明かされました。ドン・キホーテは、スイス・インタミン社の日本法人インタミン・ジャパン株式会社と提携し、日本初となる遊戯機械「ハーフ・パイプ」を六本木店の屋上に設置すると発表しました。
インタミン社製「ハーフ・パイプ」。
今思えば、このニュースは僕ら遊園地好きにとって、じつにうれしいことでした。それはインタミン製の日本初遊戯機械というところですね。一般の人にはそれほど知名度のないインタミンというメーカー名ですが、東京ドームシティ アトラクションズの「サンダードルフィン」や今年完成した東京ディズニーシーの「レイジング・スピリッツ」を造っているメーカーといえばお分かりいただけるかも。そう、インタミン社は世界でも有数の遊戯機械メーカーなのです。そのインタミンが造る予定だったドン・キホーテ六本木店バージョンの「ハーフ・パイプ」とはどんな乗り物なのか。スノーボードに模した12人乗りのライドが、リニアモーター駆動による全長52メートルのU字型のレールを最大時速60キロで、反復運動するというもの。レールの両端はまさに天に向かっている感じで傾斜角度は90度近くあり、落っこちそうになる乗り心地は想像に難くありません。
さらに、ドン・キホーテ六本木店の建物は8階建てで、それに施設自体の高さ21メートルを足すと地上55メートルにもなるんだそうです。東京タワーや六本木ヒルズが望めるとはありますが、まあ、そんな余裕ないでしょうね。郊外の広い遊園地にあるのと違い、下には通行人やクルマがひしめく都会の真ん中ですから。そんな中の絶叫マシンという怖さも加わるでしょうし。
はっきり言って、あー、乗ってみたい!
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