イタリア/イタリア基本情報

知りたい!イタリア、ナンパ男の実態?!(2ページ目)

体験談を元に安全対策を考える「イタリアの治安」シリーズ3話目は、女性必読!イタリアで必ず起こる「ナンパ」の実態を解説。「え?そんなことあり~?!」な体験談を元に、男性論を語ります。いい男をつかまえて!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

photo by SAWA
イタリア人はオヤジだって、ホラ!スグに肩を抱きます。ただの習慣だから、誤解しないでね。

ホントにあった日本人女性の悲喜こもごも


【ケース1】団体ツアーに参加したA子さんの場合

~ある日系旅行会社と契約をしている大型バスの運転手に聞いた話~

団体ツアーで利用される大型バス。Massimo(仮名)は、毎日、海外からやってくる観光客を乗せて運転しています。日本人団体客を乗せたときのこと。友達二人でそのイタリアを周遊するツアーに参加していたA子に目をつけました。

ローマでの日程を終了し、別の街に移動する前日の夜。ローマのホテル前でバスを降りる娘A子に、Massimoは声をかけました。肩を抱いて「キミに会えなくなるのは寂しいよ。できれば今夜会えないかな?」と。

そして、A子はMassimoと最後の晩餐を楽しんだ後、彼の家で一夜を過ごし、翌朝ツアーに戻ったのでした。

ここまでは、「別にいいんじゃないの?大人なんだから」と思いますよねぇ。ところが・・・・。

その後、仕事の休みを利用してはMassimoに会いにローマにやってくるA子。しかし、ローマにきても「ツアーの仕事で忙しい。」というMassimoとは、なかなか思うように会えません。数日の短いイタリア滞在で会えるのはほんのわずか。忙しい合間を縫って会いに来てくれているはずのMassimoは、会う度に優しいし、大切に扱ってくれる・・ような気がするし。A子は、そんなMassimoに会うために、再びお金を貯め、休みをやり繰りしてイタリアを訪れるのでした。

そんなA子のことを、当のMassimoはどう思っているのでしょうか?

本人談:会いに来てくれるのはウレシイけど、実は他にも似たよな日本女性が3人くらいいて、順番に会いに来るんだよね。日程がバッティングすることもあってさ。俺ってモテモテ~。


●●対策●●
対策、ってのも変ですが、似たような話はたくさん聞きます。ホントです。団体バスの運転手、バールのバリスタ、レストランのカメリエレ、ホテルのボーイ。観光客に接する機会が多い男性の中には、日本人女性専門の人もいる程です。

「運転しながらバックミラー越しに3回目が合えば、ホテルの部屋番号を教えてくれる。」
「日本人の女性は肩を抱かれてささやかれるに弱いんだね。降りるときに、肩を抱いて「もう会えなくなるのが寂しいよ」と言えば、夕食に誘い出すのが簡単。」

と、日本人女性攻略法を話してくれた人がいました。

遊ぶつもりならいいですが、「私の彼は、イタリア人。遠距離恋愛中なの。」の世界にたった1夜で突入してしまうのは、いかがなものかと思います。

もちろん、こういったことがきっかけて上手くいくカップルもいるでしょう。本当に運命の出会いだった場合もあるかと思います。

そういうときは、彼の態度も適当なものではなく、きちんとしているはず
見分ける方法としては、もちろん、本人が「感じる」ことが一番ですが、
・彼の方からも日本に会いにこようとしてくれる。
・毎日メール、もしくは、電話がある。
・両親や親しい友達を紹介してくれる。
・お互いの都合や将来の設計などを対等に話し合える。



当たり前のことですが、「相手はイタリア人だから、いい加減なところもあるのよね。」と、どこか「おかしいな?」と思っていても自分の中で言い訳を見つけている状態ならば、気をつけた方がいいです。

人間関係の作り方や信頼関係の育て方は国が違えど同じです。

さて次は、「えー?!そんなことってあるの?」なホントにあった話です。
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