イタリア/イタリア基本情報

イタリアで一人旅してみる?その2(2ページ目)

一人旅経験ってありますか?これからしてみたい人は必見。ガイド岩田の南イタリア一人旅経験談を交えて送る「一人旅のコツ」。第2段は、食事はどうする?「お一人様」でイタリアングルメを満喫する方法です。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド



レストランおひとり様は時間帯を選べ!


photo by sawabon
ランチ、しかも外テーブルのある開放的なお店なら、女性一人でも気軽!

グループ(もしくは男女)が基本、つまり複数が基本のイタリアのレストランの食事ですが、一人で食事をしている姿を見かけることだって、あるんです。
そ・れ・は、ランチ。
週末は家族や親戚一堂が集まってレストランで食事をする習慣があるため、週末は除きますが、平日のランチタイムは意外に一人で食事をしている人も見かけます(特におじさんが多いですが)。

太陽の出ている時間に一人でいても、それはまったく変なことじゃあありません。それは、世界共通。つまり、他の目的を想像させず、なんとなくレストランの風景に紛れ込むとすれば、やっぱりランチが最適だと思います。

私はレストランおひとり様の勇気がなかったのですが、それでも、せめて1回くらいはちゃんとしたところで、ご当地の味を堪能したい!と思い、シチリアにて穴場のレストランに挑戦しました。某フィ○ロに掲載されていたレストランをチェックし、ランチ時間に予約を入れました。

家族経営の小さなリストランテで、団体客が居そうなところです。そして、ちょっと高目で、ある程度のクラスの人がくるところ。要は、変な地元の若者がたむろしてないようなところ。と、たった一回のランチにこれだけあれこれ考えをめぐらせるなんて、どんなに小心者かわかってしまいますね(苦笑)。

とれたての新鮮な魚介を使った料理が食べられるトラットリアでしたが、こじんまりとして、生の花がアーティスティックにいたるところに活けられていて、かつ入り組んだ構造になっていて、一人でも居心地がよかった・・。内装のお洒落さとは裏腹に、キッチンではマンマと娘が立ち働き、カメリエレはお父さん。髭面の一癖ありそうなおじ様でしたが、優しくアドバイスをしてくれて、シチリアの魚介を堪能できました。ついでにワインも。

お店を出た後は、なんだか大きなことをやり遂げたような、いい気分で、港を散歩したときのことは、今でも覚えています。

一人旅経験の豊富な人は、賑わいのあるお店に入り、現地の人と仲良くなるなんていう荒業をやってのけてもいいかもしれませんが、女性の場合は、時間帯を選んだ方が安全です。

どうしても夜にしか時間が取れない場合は、できるだけ早めに行くことをオススメします。イタリアでは、21時ぐらいが夕食のピークになります。開店直後のまだお店が閑散としている時間に行くのもコツ。とはいえ、ゆっくり堪能したいのであれば、女性ならディナーはちょっと不向き。落ち着かないですからね。

皆さんは、どうしてますか?

じゃ、夜はどうするの?レストラン以外の楽しみ方はある?次のページへ

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