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NYでライセンスを得てサロンを開いた日本人女性 マッサージセラピスト<前編>(2ページ目)

麻酔の失敗による後遺症で、11歳からマッサージを受けていた日本人女性がNYでマッサージセラピストに転身。そしてサロンを開いた!

執筆者:溝口 弘恵

アメリカ人にさえ英語は大変な医学用語?!

「NYでは、日本のマッサージの先生に半年ほどマッサージを学んで、先生のお店で、5年半ほど働いてました。それから大学に入るためにTOFELの勉強をはじめ、短大に通っている間の計2年半強、いままでのお客様と、御紹介のお客さまを自宅でマッサージしていたので、お客さまは、日本人ばかりでした。

そのうち主人がビルボードマガジンのダンスチャート部門で1位になったり、何曲か、トップテン入りしたのをきっかけに、夫婦でグリーンカードを取得できました。グリーンカードがあれば、正式にNYでのマッサージセラピストのライセンスも取得できるし、 NYでマッサージの学校(Swedish Institute)へ通うことに決めたんです。ちなみにマッサージのライセンスは規定が州によってちがいます。NY州では、2年間学校へ通って試験を受け、ライセンスを取得していないと公に働けません。

学校では、解剖学、生理学、筋肉運動学や病理学といったものを学びます。こうした専門分野の勉強は、アメリカ人でさえ使うことのない言語ばかりなので、英語の勉強はとても大変でした。そうした言葉のハンディーがありながらも、日本人で真面目なせいか、卒業の成績はAでしたよ」

日本人は語学学校などでもペーパーテストで良い成績だという話を聞いたことがある。ところが会話や発音がいまひとつなのに、クラス編成のときには高いレベルのクラスへ入れられてしまうので、ついていくのに苦労するという友人がいた。静香さんは、マッサージセラピストの学校を卒業後、アメリカ人客を相手にマッサージセラピストとしての頭角をあらわすのであった。
ベッドに横たわっていてもクライスラービルが見えて景観は最高!
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