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夏バテには、祇園の「う桶屋・う」の鰻を(2ページ目)

蒸し暑い夏がやってきました。夏ばて解消のために京都では、鰻をよく食します。手桶に入った鰻をいただける祇園界隈ではお馴染みの人気のお店「う桶やう」をご紹介。

執筆者:岡本 美科

う
びっしりと引き詰められた鰻は、圧巻です。
さて、ここの名物「名代・う桶」は、手桶にタレまぶしごはんを敷きつめ、その上に鰻をびっしりと引きつめられており、5~6人前の大(12,000円)と2~3人前の小(7,000円)とがあります。2人で行くと小を頼みますが女性2人なら食べきるのは難しいかも・・・。とにかくお腹を減らして気合いを入れて行くことをお奨めします。この手桶の鰻は、持ち運びがしやすく面白いお料理なので、周りのお茶屋さんなどの出前なども多いとの事でした。

初めて訪れた際は、手桶が運ばれ、そして黒い塗り風の蓋を取った時の瞬間の第一声は、「うわ~」という驚きです。桶一杯に下のお米が見えないぐらい引き詰められた姿は、他のお店では、なかなか見られないのではと思います。しゃもじ(宮島)を入れるのがもったいないぐらいでした。

う
1人でもいただけるう桶弁当
ここの鰻は江戸焼きで、焼く前に蒸すためふっくらしており、また天然の鰻を使ったいるため、さらにふっくらと脂がしっかり乗っているように思いました。江戸焼のおいしさが際だつよう、米や先に述べたように水にもこだわっておられます。この他にう桶弁当(3,000円)やおまかせコース(9,000円)などもあるので、1人で来ても食べられるメニューもあります。でも最初に訪れるなら、やはり手桶の鰻を食べていただきたいです。

祇園という街並と手桶の鰻とお店の雰囲気と何もかもが、ノスタルジックでほっこり(ゆっくり)できるモノばかりで、ちょっとした贅沢な時間を過ごせます。某有名歌手もブログに京都に来た際は、必ず「う」に来ると書かれました。

江戸川
花遊小路商店街のどんつきにあります
実は、「う」の本店は、100年以上もの歴史がある花遊小路「江戸川」です。ここは、四条河原町より少し入った所にある鰻屋さんで、京都高島屋店の地下でも販売されています。小さい頃法事など親戚の集まりに良く行ったお店です。祇園の「う」よりも庶民的で気軽に入れる雰囲気なので、買い物帰りに立ち寄る若い方も多いそうです。

それぞれお店の目的や雰囲気は違いますが、お米やタレそして鰻などすべてにおいて拘っている部分は、同じです。その時々のシチュエーションでお店を選ばれてはいかがですか。やはり蒸し暑い京都では、美味しい鰻を食べて夏を乗り切るのが一番です。

■祇園 う桶やう
所在地:京都市東山区祇園西花見小路四条下ル
TEL:075-551-9966
営業時間:12:00~14:00(ランチ) 17:00~21:00
定休日:月曜日
交通・アクセス:京阪本線「四条駅」より10分または阪急京都線「河原町駅」より13分
地図:地図情報
HP:http://www.yagenbori.co.jp/mise/u.html

■花遊小路 江戸川
所在地:京都市中京区新京極四条上ル中之町565
TEL:075-221-1550
営業時間:11:00~21:30(L.O.21:00)
定休日:無休
交通・アクセス:阪急京都線「河原町駅」より3分または京阪本線「四条駅」より10分
地図:地図情報
HP:http://www.yagenbori.co.jp/mise/edogawa.html
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