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夏バテには、祇園の「う桶屋・う」の鰻を

蒸し暑い夏がやってきました。夏ばて解消のために京都では、鰻をよく食します。手桶に入った鰻をいただける祇園界隈ではお馴染みの人気のお店「う桶やう」をご紹介。

執筆者:岡本 美科

う
どこか懐かしいノスタルジックな店構え
夏バテ解消にいただく料理の1つに鰻があります。私は、必ず夏には今回ご紹介するお店の鰻を食べます。京都には鰻の老舗のお店も多く、きっと京都の人は鰻がお好きなのかも・・・。そこで、祇園にあるお茶屋さん御用達の手桶でいただく人気の鰻屋さんをご紹介。

今年の土用の丑は、7月23日。なぜ土用の丑に鰻を食べるかというのは、テレビや新聞で紹介されているので、ご存じの方も多いかと思います。江戸時代に平賀源内が土用の日に「う」の付く食べ物を食べると良いとし、鰻屋が「土用の丑」と張り紙を貼ったのが始まりとされています。


う
昔ながらの雰囲気を残す店内
また夏バテに効くというのも鰻には、ビタミンA、が多くB1、B2もエネルギー、タンパク質、脂質みんなしっかり多いため、昔からスタミナ料理の代名詞とされていました。是非、今年の土用の丑には、手桶で鰻をいただきませんか。

今回紹介するお店「う桶やう」という面白いお名前のお店は、祇園の西花見小路と言われている場所にあります。最近この辺りも新しい飲食店が多く、以前に比べて人通りも多くなりました。


う
使用する杉の手桶は、伝統工芸で有名な中川清司氏のもの
桶の暖簾と「う」という木の看板が目印なので、迷うことなく見つける事ができます。店内は、どこか懐かしい昔風情の雰囲気をかもしだしており、一昔前の鰻屋さんに来た感じがします。

玄関先に井戸水らしきものがあったので、お店の方にお聞きすると、昔ながらの手堀りでお店をオープンする際に堀ったとの事。近くにお茶で有名な建仁寺もあるので、きっと美味しいお水が出てくると思い掘られたそうです。さすが川魚料理を出しているお店だと感心しました。

次は、実際に手桶に入った鰻の紹介です。
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