航空券/航空券関連情報

年末年始は株主優待券でお得に国内線を使う

年末年始、国内線を少しでも安く利用したいと思っている人におすすめなのが航空会社発行の株主優待券。株主でなくてもチケットショップで入手可能な株主優待券の仕組み&どのぐらいお得になるのかを検証します。

執筆者:鳥海 高太朗

羽田空港第2ターミナル
年末年始は空港は込み合います。早めに空港に到着することをおすすめします。
年末年始の期間中、故郷への帰省や旅行などで国内線を利用される予定の人も多いと思います。しかし、割引運賃の設定が限られ、また普通運賃も通常期より高いピーク期の運賃となります。

そんな時に少しでもお得なのが航空会社の株主優待券。ANAやJALの株主優待券は、片道あたり1枚で普通運賃の50%引きで購入できる割引券で、株主でなくても、チケットショップ(金券ショップ)などで入手することができます。

例えばJAL株主優待券を使って、羽田=新千歳線を2006年12月15日~1月8日のピーク期に利用の場合、通常31,800円(羽田空港の旅客施設使用料100円を含む)が、23,950円になります(JAL株主優待券はを8,000円でチケットショップで購入した場合)。そこで株主優待券の仕組みと実際にどのくらい割安であるのか検証します。


株主優待券って何?

ANA株主優待券
ANAの株主優待券。ANA・JAL共に片道あたり一人1枚必要です。
航空会社の株主優待券は、名前の通り、航空会社の株を持っている株主に対し、半年毎(5月末、11月末)に株数に応じて株主優待券が送られます。送られたきた人は、航空会社のカウンターや旅行会社に株主優待券を持参すると普通運賃の50%引きで購入できるという仕組みです。普通運賃と同じ予約枠になっているのも株主優待券の魅力です。利用できない期間はなく、1年中利用できます(但し普通運賃が通常期とピーク期で異なるので、実際の支払額は期によって異なります)。

もちろん飛行機を頻繁に利用する会社や個人であれば、株主自身で優待券を使えますが、投資目的などで購入する会社や飛行機に乗らない個人などに株主優待券が送られても、ただの紙切れになってしまうこともあります。そこでチケットショップに株主優待券を買い取ってもらい、チケットショップは一般消費者向けに株主優待券を販売しています。株主優待券は株主以外の利用も認められています。


株主優待券はいくらで買えるの?

JAL株主優待券
近年、チケットショップではANAよりJALの株主優待券が安く買える傾向が続いています。
株主優待券は需要と供給のバランスで、チケットショップでの販売価格が決まります。チケットショップが多い東京・新橋エリア内においても、お店によって、また在庫状況によって販売価格が異なります。チケットショップが多いエリアとしては、東京では新橋・新宿・神田など、大阪では梅田に沢山のチケットショップがあります。これらのエリアでは周辺のお店を見て廻って、安いお店で買えれば、その分お得になるということです。

株主優待券は毎年5月31日が有効期限になるので、5月31日が近づくにつれ値崩れを起こします。11月中旬に東京・新橋駅周辺のチケットショップを眺めていたところ、ANA株主優待券は1枚10,000円前後、JAL株主優待券は1枚8,000円前後で販売されていました。

※2006年12月22日追記:チケットショップでの株主優待券の相場は、11月中旬にリサーチした際のものですが、12月上旬から、11月末に発行された新しい株主優待券がチケットショップに出回ったことに伴い、株主優待券の販売価格が下落しております。12月22日現在、東京・新橋のチケットショップでは、ANA株主優待券が6,500円~7,000円前後、JAL株主優待券が5,000円~5,500円前後で販売されていました。


次のページでは、株主優待券で、どのくらいお得になるのか取りあげます。
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