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「荻ノ島かやぶきの里」に泊まる。

ニッポンの田舎に泊まろう<第1弾>。茅葺民家が散在する「荻ノ島環状集落」(新潟県)の宿に泊まる。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

夏にはホタル舞うかやぶきの里。

島の家
小さい方の「島の家」。すぐ向かいに「荻の家」。男女別で分かれることが多いようだ。

ニッポンの田舎に泊まりたい。
そんな思いに駆られたら、新潟県柏崎市高柳の「荻ノ島かやぶきの里」に飛んでいくことをおすすめします。
道路から脇にそれた小道を登ると、その名の通り、そこは「かやぶき家」が田んぼを囲んで散在する「荻ノ島環状集落」の別世界。鎮守様が集落を見守り、夏にはホタル舞い、おにやんま飛ぶ、まさに、ニッポンの田舎の風景が広がります。
その中に交じって建つ二軒の「かやぶき家」(二階建て三室の「荻の家」と平屋建て二室の「島の家」)が、今日の宿「荻ノ島かやぶきの里」。宿とはいえ、一棟貸切りの貸し民家と言った方がよいかもしれません。大きな荻の家で一棟25,000円+食事・洗濯代ひとり3,500円+冷暖房費なので、二人で貸し切ってもひとり16,000円。五人で泊まればひとり8,500円。なにか、とっても得した気分になります。
内装は新しい建材で造られているものの、中央には昔ながらの囲炉裏が居座ります。あんぼでも買って、灰の中にくべておやつに食べるのも一興。そして、食事もこの囲炉裏を囲んでいただきます。夕食と朝食は、近所に住む管理人の中西ユリイさんと仲間のおかあさんたちが作りにきてくれます。

夕食のおかず
大皿がどんどん出てくる。お皿におかずは取りきれない。ビールとお酒もすすむ。
料理は、全部地元産の山菜主体の大皿料理。ビールやお酒も頼んでおけば冷蔵庫に入れておいてくれます。この料理がまた美味しいんですね。
中西ユリイさんは、航空会社の機内誌にも載ったことがある有名人。そのためか、海外からも来客があるそうです。料理を運びながら、会話にも交じってくれる中西さんはとってもチャーミングなおかあさん。囲炉裏に炭をくべながら、囲炉裏端で話に花が咲く一夜になることでしょう!
寝具・浴衣・水洗トイレ・浴室完備。洗面道具・タオルは各自持参。車で5分の「じょんのび村」になかなか良い温泉「楽寿の湯」あり、かやぶきの里宿泊者は無料で入れます。
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