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ひとり旅の宿が少ないホントの理由 ひとり旅歓迎の宿

ひとり旅を受けてくれる宿って少ないですよね。いったいなぜ?どうして?ではお教えしましょう。ついでに「ひとり旅歓迎」の志の高い宿もご紹介!

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

「ひとり旅」ってしたことありますか。
特にあてもなく、今まであまり行ったことのない電車に乗ってみる。
多忙を極め、常に社会の中でもまれている人間にとって、我と対してみるいい機会ではないでしょうか。できれば、混雑している週末ではなく、平日に休みを取って出かけてみませんか。新しい何かがみつかるかもしれませんよ。

せっかくの「ひとり旅」。ぜひ温泉にでも泊まってきてください。最近では、志の高い旅館の皆さんが「ひとり旅」を歓迎してくれています。福島の美人の湯小町温泉廣太屋さんが、旅館仲間と作ったひとり旅応援サイト「一人旅の宿」でさがしてみましょう。

ところで、このひとり旅。実は、受けてくれる宿がすごく少ないのはご存知ですか。
いろんな雑誌やパンフレットを見ても「2名様一室から」が当たり前のようになっています。その理由をお教えしましょう。

理由その1。それは、ウソと思われるかもしれませんが「ひとり旅(特に女性)の客は自殺願望があるから」という、はなはだ前近代的な噂が旅館業界には浸透している(?)からです。つまり「普通の精神状態の人はひとり旅などしない」というのでしょうか。これは明らかに時代錯誤、本当なら誤解もはなはだしいところです。でも、昔はあったんでしょうか、古い経営者の宿など今でもそう思っている宿が少なくないのです。確かに今でもホテル旅館には救急車が時々出入します。もちろんサイレンは鳴らさないので、通常はわからないのですが、それでもほとんどが高齢者の方の湯あたりとか持病の場合で、新聞ネタになるようなできごとはありません。自殺話は雪女と同じような「思い込み」の世界なんでしょうね。
でも、どうやらこの理由は「本当の理由を隠すいいわけ」に使われるきらいがあるようです。

理由その2。これこそ真の理由。・・・
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