ゆっくりとお酒を楽しむ隠れ家を実現
もともとモノ作りが趣味で、そこからインテリアにもこだわりを持つようになったruiさん。部屋のコンセプトは「ゆっくりお酒を楽しめる隠れ家」。趣味で集めているパブミラーや頭骨、ジュークBOXなどを使用して、ショットバーをイメージしています。いくつもの間接照明が照らすオレンジ色の穏やかな光が、落ち着いた雰囲気を醸しています。インテリアの印象を決める照明。セッティングからruiさん自身で手がけたのだそう。 |
ところが、この部屋、それだけでは終わらないのがスゴイところ。業務用のネオンが仕込まれていて、それを灯すと、ガラリと印象が変わってしまうんです。一転、華やかでクールな雰囲気に。「照明は、色温度が低めのものを選び、直接照明はなるべく使いません。炎のように揺らいでいる光を出すために、特殊な調光コントロールを入れていたり、業務用のネオンも多数設置しています。また、配線についても目につかないようカバーをするなど工夫しています。」と、ruiさん。
カラフルなネオンが灯る部屋は、ポップで楽しげな雰囲気。友達が会社帰りに飲みに寄ることもあるんだとか。 |
また、写真では伝えきれませんが、AV関連機器にも力を注いでおり、「46インチテレビ、5.1ch、PLAYSTATION 3を配置し、音楽、動画等のデータをHDDにまとめて、PLAYSTATION 3で再生します。この建物は鉄筋コンクリート造なので、ある程度なら音を出しても迷惑にならないんです。好きな音楽や映画を楽しみながら、お酒を飲んでいるときはとても幸せですね」。
インパクトあるジュークBOX。音響としてではなく、インテリアのアクセントとして飾られています。 | お酒が好きだというruiさん。ウイスキーだけで、15本は常時置いてあるんだとか。ラウンジやJazzを聞きながら飲むのが至福のひととき。 |
和室も大改造。上手に隠して生活感を消す
ダイニングキッチンの隣にある和室を寝室に。なんと襖もあるそうですが、訪れた人もまさか和室だとは気づかないそう。「ダイニングキッチンと同じ壁紙にしているので、床が畳だと合わないんですよね。なので、床には黒い絨毯を敷いています。襖はフリンジカーテンで覆っています」とのこと。左手に見えるのが襖ですが、隠されて気づきません。グリーンが豊富な寝室は、ゆっくりと身体を休められそう。 |
どこもかしこもスタイリッシュに決まっていて、「本当にここで生活しているの?」と思ってしまうほどですが、ruiさん曰く、「普通に日常生活を送ってますよ」とのこと。「ポイントは、整理整頓と隠すこと。タオルなど日常よく使うものは、どこに何を収納するのかのルールを決めて整頓をしています。また、洗剤などはそのままだと見栄えが悪いので、100円ショップの汎用ポンプなど別の容器に移しています。トイレットペーパーも、カゴにまとめて黒い布で隠しています」。
暮らしに必要なものといえど、商品のラベルやパッケージなどには、どうしても生活くささが出てしまうもの。生活を感じさせない部屋作りを目指すなら、その一手間を惜しまないことが大事ですね。
次のページでは、隅まで手を抜かないバスルームとトイレを紹介します。また、ruiさんに聞いた一人暮らしのインテリアを上手にまとめるコツも。>>次のページへ