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夏に気をつけたい食べ合わせ(2ページ目)

「一緒に食べるとよくない食べ合わせ」とは、長い暮らしのなかの経験から生まれた「暮らしの知恵」のひとつ。 スイカ、うなぎを含んだ「食べ合わせ」の代表的なものをチェックしてみましょう。

執筆者:上高 千恵子

 

うなぎと梅干

うなぎの脂っぽさと梅干の酸味が刺激し合い、消化不良を起こすことがあります。
また両方ともご飯に合う食材であり、 脂肪分の多いうなぎは梅干を口にするとさっぱりするので食べ過ぎになってしまい、 消化不良を起こしやすいとも言われています。
胃腸の弱っている夏は特に、脂分と酸味の強いものを多量に摂る組み合わせには注意が必要です。

うなぎのワンポイント     脂肪とビタミン豊富なうなぎは夏が旬!
少量で高カロリーの摂取ができますから、食欲が落ち、スタミナ不足になりがちな夏にピッタリの食材です。 梅干のワンポイント     酸っぱいクエン酸が夏バテ・疲労回復に効果的!

 

スイカとてんぷら

すいか
夏においしいスイカですが...
水分が多いスイカは胃酸を薄めてしまうため、大量に摂ると油分の多いてんぷらの消化が悪くなってしまいます。
また、油っぽい天ぷらを食べた後は、冷たく冷やしたスイカはさっぱりとしていてつい食べ過ぎてしまうもの。 その結果、胃腸の調子がくずれてしまいがち。
水分と油分の多い食べ物を一緒に摂ることは、胃腸の弱い人は避けたほうが無難です。

スイカのワンポイント     スイカには利尿作用があり、むくみにも効果があると言われていますが、 同時に身体を冷やす作用があります。 冷え性や胃腸が弱い人は食べ過ぎに注意しましょう。

 

なすの漬物と冷たいおそば

なすの漬け物は体のほてりを冷ます働きがあり、冷たいおそばには胃を冷やす作用があります。
よってこの二つを冷たいまま食べ合わせると、身体を冷やす原因になっていまうことがあり、 消化もよくないことから下痢を起こす場合もあるので注意が必要です。

温かいおそばならOK     加熱することで冷えという作用は緩和されますから、温かいおそばならOK。 またねぎや唐辛子には身体を温める作用がありますから、薬味として加えて食べるといいですね。



※「食べ合わせ」による体への影響は、摂取量や体質、そのときの健康状態によるものが大きいこともどうぞお忘れなく!





関連サイト * 夏のキッチンの衛生管理ポイント * 体を温める野菜・冷やす野菜 * 旬の食べ物は健康のもと from 食と健康サイト * 食べ物の力で食中毒予防 from 食と健康サイト * 夏バテに効く飲み物はコレ! from 女性の健康サイト
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