両生類・爬虫類の飼い方

更新日:2007年08月07日

孵化率アップを目指す!・孵卵用床材

久しぶりの「新・両爬飼育入門コトハジメ」は、ちょっと時期を逸してしまいましたが、爬虫類の卵の管理でもっとも重要な孵卵用床材を考えてみました!

長所・短所

さて、ではそれぞれの素材の長所と短所をちょっとまとめておきましょう。

バーミキュライト
<長所>
  • 保湿性が高い
  • 通気性が高い
  • 無機質なので無菌が期待できる
<短所>
  • 見た目で乾燥しているのかどうかがわかりにくい
  • 自然に存在しているわけでないので、本来の爬虫類が利用しているはずがない、という何となく感じる不自然さ
ま、最後の短所は私の個人的な感覚なので置いておいて、無機質なので無菌が期待できる、というのは言い過ぎでしょう。湿り気を持たせて空気中に置いておけば雑菌の繁殖は避けられませんから。もちろん清潔に管理された孵化器(インキュベーター)を利用すれば、かなり清潔な状態は保てますが。

ミズゴケ
<長所>
  • 保湿性が高い
  • 通気性が非常に高い
  • 乾燥したら見てわかる
  • 自然に存在しているわけで、何となく爬虫類も喜んで選んでくれそう
<短所>
  • カビやすい
  • 途中の給水がしにくい
短所として「カビやすい」としましたが、これはミズゴケの水が多すぎることが原因の一つです。ミズゴケを使う時は、思った以上に強く絞ってムダな水分は取り除いた方がいいと思われます。
また「途中の給水がしにくい」というのは、私の感覚的なもので、他の床材なら水を端の方にそーっと注げばいいのですが、ミズゴケは隙間だらけなので、どれくらい水を注げばいいのかわかりにくいのです。気づいてみたら給水のしすぎでミズゴケがぐっしょりになっていたりとか。

ピートモス
ただの黒い土...じゃねーって!!
ピートモス

<長所>
  • 乾燥したら見てわかる
  • 卵を傷つけない
  • 爬虫類が自然に産卵している場所にもっとも環境が近そうな気がする
<短所>
  • 保湿性と通気性が低い
  • 卵が着色してしまう
「湿った土」という感じがしますので、爬虫類は本来、こういうところに産卵するんだよなー、って感じで私は好きなんですが、短所が多いため、これ単体での使用は良くないようです。
ただしハイナントカゲモドキなどは、これを使って飼育していて、勝手に産卵して勝手にバンバン孵化しますので、湿度をきちんと管理すればきっといい孵卵用床材なんだろうとは思っています

パーライト
<長所>
  • 保湿性が高い
  • 通気性が高い
  • 無機質なので無菌が期待できる
<短所>
  • 見た目で乾燥しているのかどうかがわかりにくい
  • やや硬いので、角で卵を傷つけるおそれがある
  • 自然に存在しているわけでないので、本来の爬虫類が利用しているはずがない、という何となく感じる不自然さ
バーミキュライトと同じ特徴と考えています。ただ、色からしていかにも人工的な感じはするのですけど。それがかえって「完全な管理下」という感じがして、孵化率にも反映されそうな気はします。
卵に傷つけるというのは、そんなおそれがあるというだけで、実際には卵はそんなヤワじゃありませんが。

以上のように、ピートモス以外はどれもムリヤリ欠点を見つけたような感じですが、これらを補い合うように、ブレンドして使っている人が多いようです。

最近は、孵卵専用の床材も販売され、注目を集めているようです。
大切な大切な卵なので、いろいろと「試す」というわけにはいきませんが、もっとも適した床材を使って、少しでも多くのベビーと会えるようになりたいですね。

<関連ガイド記事>
床材選び from All About両爬サイト
新・両爬飼育入門コトハジメ 直リンク集
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星野 一三雄

5歳でのミドリガメ飼育を最初に、物心ついた頃から、三度の飯より生き物好きの暮らしを送る。両性爬虫類の…

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