ヘビの飼い方

更新日:2007年04月08日

アオダイショウ・シマヘビの飼い方

「身近な両爬の飼育法」もついに日本のラットスネークが登場です。正真正銘の身近なヘビであるアオダイショウとシマヘビの飼い方をどうぞ!

その他の世話

給餌以外のヘビ飼育の日常の世話は、以下の項目くらいでしょう。
  • 給水
  • 掃除
  • 脱皮

・給水
ヘビはよく水を飲む生き物です。ですから、水容器にはいつでもきれいな水を入れておきます。特に餌を呑んだ後は、水をよく飲みます。
また、ヘビは水容器の中で排泄をすることが多く、水は汚れやすくなりますので、水容器の中の水が汚れていないかチェックをします。

・掃除
給餌後数日で、非常に大きくてクサイ糞をします。なるべく速やかに取り除きましょう。
ウッドシェイブなら、糞がある場所だけ床材ごと取り除けますから楽です。
床材の交換は、飼育スタイルによっても異なりますが、1か月に一度くらいの頻度で全部取り替えてあげればいいでしょう。

脱皮殻はそのまま放置しても特別に問題はありませんが、水入れの中に入ってしまうと、そこからあっという間にカビが生えますからできるだけすぐに取り除いてあげて下さい。

・脱皮
ヘビは数週間から数ヶ月おきに脱皮を行います。
ナイスタイミングで脱皮前の個体がいました
脱皮前で目が白くなっている

脱皮前には
・目が白くなる
・体に艶がなくなる
・水容器に浸かっている
・餌を食べなくなる
・あまり動かない

などの前兆が見られます。
目安として、目が真っ白になって、数日後にまた目が透き通ります。ここから3-5日後くらいに脱皮します。

理想的な脱皮は、脱皮殻が脱いだ靴下のようになっているのがいいのですが、ときどきポロポロと皮が断片的にむけてしまうような場合があります。
これは脱皮不全で、何らかのトラブルがあった証拠です。特に湿度不足であることが多いので飼育環境を見直して下さい。

飼育開始当初の立ち上げ

最後になりますが、飼育し始めの注意点に触れておきましょう。

ヘビ自身の立ち上げもそうですが、何よりも最初にしなくてはいけないことは
ヘビを飼育する覚悟
を決めることです。

もちろん、どんな動物を飼育するときも同じなのですが、やはりヘビは特殊な生き物です。
周囲の反対があるのは当然ですから、了承を得ないといけません。
またマウスを餌にするということも覚悟が要ります。油断すると脱走することも常に意識することも必要です。
そのような精神的な準備ができたら、ヘビ自身の立ち上げを行います。

とにかくヘビは神経質な生き物ですから、一般的には野外から採集してきてすぐに餌を食うことはないでしょう。
ですから飼育容器に入れてからは少なくとも3日ほどは暗い場所に完全に「放置」して下さい。触ったり、飼育容器を動かしたりしないことです。またこの間に一回脱皮を行うこともあります(俗に言う「イヤイヤ脱皮」)。
そうしてヘビがいつ見ても同じ場所でとぐろを巻いているようになったら餌を与えてみます。ここで餌を食えばしめたモノです。この瞬間から「ヘビを飼育している」と言えるようになると思います。

そして、きっと何よりもの楽しみが「ヘビが餌を食うシーンをじっと息を殺して見つめること」になるはずです。

ヘビを飼育する最大の楽しみは「ストレスを感じることとストレス解消が交互に来る緊張感」だと私は思います。ヘビを飼育すると言うことは、こんなマゾヒスティックな趣味なんです。

なおアオダイショウやシマヘビは「冬眠」も可能ですし、「繁殖」も楽しめますが、これに関してはまた別の機会にご紹介します。
シビれるよね...
カッコイイッ!!


<関連記事>
身近な両爬の飼育法 直リン集
三月のフィールディング
六月のフィールディング
九月のフィールディング
ヒバカリの飼い方
ヘビの魅力
強制給餌
正しいハンドリング
両爬飼育入門コトハジメ

<関連サイト>
日本産爬虫類図鑑「じゃぷれっぷ」
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星野 一三雄

5歳でのミドリガメ飼育を最初に、物心ついた頃から、三度の飯より生き物好きの暮らしを送る。両性爬虫類の…

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