猫との付き合いは40年以上。元・猫のブリーダーとしての17年の経験を生かし現在は東京都動物愛護推進員…
猫関連情報
更新日:2004年07月13日
よく「ネコが噛むんです……」というご相談をいただきます。遊びの中での「噛む」は、猫・子猫にとってどんな意味があるのでしょう? しつこい猫の噛み癖、しつけで治せる部分もありますよ!
攻撃でない「噛む」に対して |
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「手や足に噛みついて、痛くて…」 最近よくネコの噛み癖についてのご相談をいただきます。 甘噛みを知っているネコでも、子猫の歯(特に乳歯の頃)は針のように尖っていて痛いし、もし甘噛みを知らないネコが本気で噛みついてきたら…!確かに「ネコが噛む」事は重大問題でしょう。 しかし同じ「噛む」でも、遊びで噛んでいる場合と、パニックを起こして自分の身を守るために、または攻撃するために「噛む」のとは、まったく内容が違います。 今回は「ネコの噛み癖-子猫編(遊びの中の噛む)」を取り上げたいと思います。 |
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| ■「噛む」という行為を冷静にチェック | |||
ネコに慣れていない人は、ネコが突然噛み付く行為をしただけで、「噛んだ!」と大騒ぎしがちです。 ネコの牙や爪を恐れるあまり、噛まれることに過敏に反応すると、ネコは「噛む行為をすると自分の思い通りになる」と思ってしまうこともあります。 |
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| ■ネコはなぜ噛むんだろう? | |||
家庭ネコ族は人間と生活を共にすることができる動物の中でも、非常に強い野性味をもち続けている種族です。 ネコ族は本能を刺激する動きや音、臭いを感じると、空腹でなくても獲物を狙う動作をします。この時の獲物は自分の食料ではなく、狩猟衝動から起こる遊びのターゲットです。 ターゲットを狙うネコは身体を低くかがめ、お尻を少し持ち上げてシッポの先端を動かし、足踏みしながら、襲いかかるチャンスを待ちます。「今だ!」と思ったタイミングでネコはターゲットに飛びかかり、前脚で抱え込み噛みつきます。後ろ脚を使ってネコキックをしたり、前脚や口でマリのように高く放り投げたり、ネコは様々な動きでターゲットをおもちゃにして遊びながら狩猟本能を満足させているのです。 お腹が空いていなくても、本能を刺激されると飛びかかっていくのがネコ。 |
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| ■遊びの「噛む」 | |||
成長過程の子猫同士の遊びを見たことがありますか? 兄弟ネコがいれば、子猫たちは追っかけっこをし、飛びかかり、前脚で抱え込んで後ろ脚でネコキックして噛みつき合います。興奮しすぎて本気で噛み合い痛い思いをすると、一方は大きな声で悲鳴(抗議)をあげたり、またはもっと強く噛み返すという防御と攻撃のやりとりをする中で、仲間同士の限度(「甘噛み」という加減)も体得していきます。 完全室内で何世代も飼われてきた今のネコたちは、目的(食料)のための狩猟は忘れかけていますが、自分の狩猟本能を刺激するものに対する反応は衰えていません。子猫同士での「遊び」は、狩りの能力を磨くと同時に、ネコという仲間の社会性や性行動の勉強にもなっていて、ネコの正常な成長にとって身体的にも精神的にも必要不可欠だといえるでしょう。 こうした理由から、可能であれば、新しく迎え入れる子猫は最低生後2-3ヶ月まで、親兄弟との生活を経験してからの方が望ましいでしょう。 飼い始めた子猫が、本気で噛みついてくるようでしたら、あなたがその子猫の親や兄弟になったつもりで、子猫と遊び、教育する(しつけをつける)必要があります。 |
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