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小さな命を救いたい 猫の里親探し(2ページ目)

飼えない猫が生まれてしまった場合、拾ってしまった場合の猫の里親探しの方法について。(繁殖制限手術しましょう!)

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド


◆2)インターネットを活用する



近隣に当たっている間、ぼーっと待っていても仕方ないので、インターネットも活用しましょう。
冒頭で述べたように最近では、猫の里親探しをしているサイトも多く存在しますので、そういったページに依頼をして掲載してもらいます。
東京都の犬猫だけ、とか、猫は半年未満の子だけ、などサイトによって掲載基準が違いますので、きちんと掲載基準を読んでから応募するようにしてください。

ちなみに、私のサイトの基準は「健康診断をして伝染病を持っていない事を確認する事、引き渡しするまで完全室内飼いする事、トイレの躾けをする事」の他にマッチングしやすくする為、色をモノトーン(黒・白・黒白・グレー)に絞っています。
インターネットの場合、北海道で保護された猫を九州の方が欲しいと名乗り出るケースもあります。その場合には、猫だけをケージに入れて飛行機で運搬する方法もあります。貨物扱いにはなりますが、生体が乗っている場合、貨物室の温度は客室と同じにしてくれますし、全国どこに運んでも1000円単位です。(詳細は各飛行機会社の窓口にお尋ね下さい)

なお、里親が見つかった場合、掲載してくださったサイトオーナーさんには、必ず見つかった旨を報告しましょう。
見つける時だけお願いして、見つかったら知らん顔、では人の道に外れます。(けれど、残念な事にこういう方は実に多いです。)


◆3)業者に注意!!


大変悲しい事ですが、「猫を引き取るいい人」を演じて業者や虐待目的の人間が近づいて来る場合があります。
ペット不可のアパートなどで保護している場合、早く里親に引き渡したい気持ちばかりが先走って、連絡して来た人にほいほいあげてしまいがちですが、折角助けた命がひどい目に合わないように、差し上げる相手についてはよくよく調べましょう。

以下の項目についてひとつでも当てはまる相手は要注意。差し上げない方が無難です。
★自分の名前を名字しか教えない
★連絡先の電話番号は携帯番号のみ
★とにかく早く欲しいと理由も言わずに急かす
★どんな猫でもいいと見てもいないのに欲しがる
★同時に二匹、三匹兄弟で欲しいと言う(これは本当の場合もありますが)
★そちらに引き取りに行きます、と自宅に来られる事を拒む

近所の場合には、必ず相手のお家まで自分で届けましょう。
後から調べたら嘘の住所だった、というのはよく聞きます。
本当に猫を可愛いと思い、大切に育てますと想っていらっしゃる里親さんは、こういう事をしつこく尋ねてもイヤがらずにひとつひとつ丁寧に答えてくれる筈です。何故なら疑われたくないし、自分は猫を可愛がる人間だと元親さんに証明したいからなんですね。


◆4)写真は大切


何事にもファーストインプレッションは大切なように、猫の里親探しもまた、第一印象というのは非常に大切になります。
可愛い写真の子は本当にあっと言う間に決まります。時折、元親さんが「写真は本猫よりかなり可愛く撮れてしまっているので、断られるのではと心配です」などという事も聞きます。(けれど、殆どの場合こんな事にはなりません)
ただ、写せばいいというものではなく、なるべく可愛い写真をとってあげてください。
以下は可愛い子猫の例ですが、一番左の子は掲載した日に貰い手が決まりました。(あとの二匹は家の猫です。手前味噌ですいません)
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