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FIP/Feline Iinfectious Peritonitis 猫伝染性腹膜炎

猫の三大伝染病のひとつであり、当ガイドが愛猫「まりあ」を失った「猫伝染性腹膜炎」について

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

記事:前ガイド戸松 佐恵美


猫の三大伝染病は、猫エイズと猫伝染性白血病、そして今回取り上げる「猫伝染性腹膜炎」があります。いずれの伝染病も今の所、完治させる治療方法はありません。(白血病だけは予防薬が出来ましたがそれも100%予防できる訳ではありません)


2000年4月、うちの11番目の家族「まりあ」の腹部の異変に気付いて獣医さんを訪ねた時「猫伝染性腹膜炎」と診断されました。この病名を告げれた時から私とまりあの一ヶ月に渡る闘病生活が始まりました。(まりあと私の闘病の詳細については「まりあの闘病日誌」をご参照下さい。)

まりあは北海道のとある公園にいついている野良猫の子供でした。近隣の心優しい方が保護され、私のやっている里親募集の掲示板に掲載をして欲しいと連絡をして見えたのがきっかけでした。
もともと、私は黒猫の長毛が好きで、飼うのなら黒猫長毛のメスがいいなと思っていました。けれどなかなか出逢うチャンスもなく・・・まりあを見た時に一目惚れはしたものの、既にうちには10匹の猫がおりましたので、これ以上は無理と諦めておりました。そして、まりあのデータを里親掲示板に写していた時、生年月日が母の亡くなった日だと気づいて号泣し、その縁から引き取る事を決心して母の名前の万里子と聖母マリアから「まりあ」と名付けました。
見目形も好みな上に、まりあは性格がよく、本当に可愛い猫でした。
そのまりあが「不治」と言われる病に冒され、私は毎晩の様にネットでこの病気の事を検索し、勉強しました。何とかしてまりあの命をつなぎ止められないだろうかと必死でした。
私は医者ではありません、ただのシロウトの飼い主です。
今回書かせて頂くのは、そんな中から導き出した、いわばひとつの「意見」に過ぎませんので、万一みなさんの猫ちゃんがこの病気を発症してしまった時には、みなさんの知識と、獣医さんの意見とで治療方針を決めて欲しいと思います。
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