ロングステイ/ヨーロッパでロングステイ

注目度120%ヨーロッパ・アルペンルート(3ページ目)

欧州連載第2弾は、注目株の「ヨーロッパ・アルペンルート」です。ドイツ・オーストリア・スイスの3ヵ国を横断する山岳地帯アルプスのおすすめエリアと見どころをガイドが徹底取材しました!

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

ハプスブルクの陰の首都オーストリアの「インスブルック」

インスブルック
サッカーの祭典"EURO 2008"開催を祝うマリア・テレジア通り
オーストリア・チロル州の州都インスブルックは、ハプスブルク帝国時代以降「陰の首都」と呼ばれ、ウィーンとならび王宮がおかれた古都。「アルプスのハート」の異名をとるオーストリアのチロル州では、郊外にロングステイをしながら、ハイキングをしたり、社交ダンスやチロル料理のレッスンを受ける日本人ステイヤーもいます。(関連記事は、こちら

640年もの間、ハプスブルク家の支配下にあっただけに、歴史的建造物や文化、芸術が集中するインスブルックですが、おしゃれなレストランやカフェ、デパートなどが、街のメインストリートとなるマリア・テレジア通り周辺に軒を連ね、都会の雰囲気を味わえるのが特徴です。

王宮近くに新駅が誕生「ノルトパーク」
コングレス駅
斬新なデザインの「コングレス駅」
2007年11月に開通したばかり、ノルトケッテン高速鉄道システム Nordketten Bahnenを利用して、標高2200メートル級のノルトパーク山頂を、めざしてみてはいかがでしょう。乗り場となるコングレス駅 Congress St. は、王宮のすぐ横、王宮庭園の向いという好立地。ケーブルカーを乗り継いで、標高約2000メートルの第二山頂駅ゼーグルーベ Seegrube St. まで、約20分という速さです。ゼーグルーベには、レストランや、市内全景を見渡せる展望デッキがあるほか、さらにケーブルカーを乗り継いで山頂へと登ることができます。市街はもとより、市中心を流れるイン川の全景、果てはイタリア、ドイツの国境付近も見渡せます。

旧市街でハプスブルクの歴史をさぐる
陰の首都
王宮のすぐ向こうにアルプスがせまる
「イン川にかかる橋」を意味するインスブルックは、かつて川のたもとから、城壁がはりめぐらされていました。旧市街にはハプスブルク家の繁栄を物語る名所旧跡が集中しており、歴史好きにはたまらないエリア
マリア・テレジア・イエローと呼ばれるクリーム色の宮殿「王宮」Hofburg は、ミュージアムとして一般公開されており、エリザベートの肖像画などを見学することができます。また、王宮に隣接する「宮廷教会」 Hofkirche には、実際に埋葬はされませんでしたマクシミリアン1世の大理石の棺などが拝観できます。
ロングステイヤーに人気が高いのが、王宮庭園のとなりにある、名門ダンススクール「ポーライダンス学校」での、社交ダンスレッスンです。詳しい問い合わせは、こちらまで。

■旅の基本情報は、オーストリア政府観光局公式サイト


>>次のべージでは、スイスの高級山岳リゾート・サンモリッツと宿泊可能なディアヴォレッツァをフューチャーしています
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