鉄道/青春18きっぷ・パス

「青春18きっぷ」超基本ルール10

いよいよシーズン到来!JRの「青春18きっぷ」。使ってみたいけど、値段は?乗れる列車は?どうやって使ったらいいの?というあなたに、基本中の基本ルールをお教えします。これさえ読めば今すぐ旅立てる!

執筆者:高橋 良算

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2014年の「青春18きっぷ」情報はこちら

「1日2,300円」でどこまでも

「青春」「18」というネーミングから何となく若者向けの切符という印象を持ってしまいますが、決してそんなことはありません。年齢制限は一切なく、誰でも購入・利用することができます。子供用はありませんので、子供も大人も同額です。

自分だけの景色を探しに行こう
自分だけの景色を探しに行こう
「青春18きっぷ」は、旅客鉄道会社線(JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)の全てで使用できます。全国のみどりの窓口やおもな旅行会社等で「青春18きっぷをください」と言えばすぐに発券してくれます。ただし駅によっては深夜早朝など窓口等が開いていないこともありますので、できるだけ事前に購入しておくことをおすすめします。

発売額は11,500円で、5回(日)分で1枚になっています。すなわち1日分(1回分)が、2,300円。これでJR全線の普通列車の普通車自由席が1日乗り降り自由になるというわけです。

「青春18きっぷ」はおよそ春休み・夏休み・冬休みに合わせて年3回発売されます。今年の場合は次の通りです。
2013年の情報はこちら

  発売期間 利用期間
春期 2月20日~3月31日 3月1日~4月10日
夏期 7月1日~8月31日 7月20日~9月10日
冬期 12月1日~1月10日 12月10日~1月20日

「発売期間」と「利用期間」には若干のズレがありますので、特に「利用期間」のラスト10日間に利用する予定がある場合には早めに購入しておきましょう。

詳解「青春18きっぷ」基本ルール

さて「青春18きっぷ」を購入すると、一緒に「ご案内」という2枚の券片が付いてきますが、ここに「青春18きっぷ」のルールが凝縮されています。慣れた人ほどこの券片はほとんど見ないようですが、よく読んでみると意外に知らないことが書いてあったりします。初心者の方ならなおさら。まずはこの「ご案内」をじっくりと読み解いて、基本ルールを勉強しましょう。

基本ルール1

5回(人)までご利用できます。(複数人数でもご利用できます。なお、複数人員の場合には同一行程となり、入出場の際には必ず青春18きっぷ本券が必要となります。

「青春18きっぷ」には5回分の日付けを記入する場所があり、「青春18きっぷ」1枚は、5回分=5日分=5人分となります。
  • 1人で日帰り旅行・・・1回分を使用
  • 1人で2泊3日旅行・・・3回分を使用
  • 2人で1泊2日旅行・・・4回分を使用
  • 5人で日帰り旅行・・・5回分を使用
複数で旅行しても切符は1枚ですから、何人かで旅行に行く場合、改札を通る時には全員が一緒でなければなりません。各自がバラバラの駅から出発する場合、「青春18きっぷ」を持っている人と待ち合わせる駅までと解散する駅からは別途切符を買う必要があります。

基本ルール2

普通列車の普通車自由席及び宮島航路がご利用できます。

「普通列車の普通車自由席」といっても何だかよくわかりませんが、要するに普通運賃だけで乗車できる列車のこと。例えば皆さんが普段乗っている山手線の電車も全車両が普通車自由席ですね。普通列車には「新快速」「特別快速」などの快速列車も含まれます。

宮島航路宮島口駅
宮島航路乗り場(宮島口)
全車指定席の快速列車や「ホームライナー」等、乗車に指定券や乗車整理券が必要な普通列車は、必要な指定券、整理券を別途追加購入すれば乗車することができます。

「宮島航路」というのは聞き慣れない方もいるかと思いますが、JR西日本が宮島口~宮島間で運行している定期船のこと。「青春18きっぷ」で船に乗れるのは全国でもこの区間だけで、世界遺産に登録された厳島神社のある宮島へ、片道約10分の船旅を楽しむことができます。

基本ルール3

ご乗車時に改札口で(駅員無人駅からの乗車の際は車掌から)乗車船日の記入を必ず受けてください。

「青春18きっぷ」は自動改札機に通せませんので、乗車の際まずは駅員さんのいる改札口へ行きましょう。「乗車船日の記入を受けてください」とありますが、実際は切符を見せると空欄に改札印を押してくれます。一度改札印を押したら、あとは途中下車や車内検札時に切符を見せるだけでOKです。

駅員がいない駅から乗る時には車内で車掌さんに改札印を押してもらいます。ワンマン運転で車掌さんがいない場合には、運転士さんにその旨申し出てください。

基本ルール4

乗車船日が翌日にまたがる場合は0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効(東京及び大阪近郊の電車特定区間内では終電車まで有効)です。

このルールは「青春18きっぷ」を使う上で非常に重要なルールとなります。基本的に1日とは「0:00~24:00」なのですが、日付けをまたぐ列車に乗っている場合には「0時を過ぎて最初に停車する駅」まで有効となります。下の例では0:01着となる庭瀬駅まで有効です。

例)倉敷23:52 → 中庄23:57 → 庭瀬0:01 → 岡山0:08

もっとも、0時を過ぎたからといって列車から降ろされるわけではありません。乗り越した分の運賃をきちんと精算しましょう。

なお「電車特定区間」というのは、運賃計算上設けられた特定の範囲で東京と大阪近郊にあります。この区間内の電車なら0:00を過ぎても最終電車までは乗ることができます。

基本ルール5

特急(新幹線含む)・急行列車、グリーン車に乗車する場合は特急券・急行券・グリーン券等必要なきっぷのほか、普通乗車券を別にお求めください。ただし、普通・快速列車のグリーン車自由席に限り、グリーン券を別にお求めいただければご乗車になれます。

この一文こそ「青春18きっぷ」が「青春18きっぷ」たるゆえんと言っても良いでしょう。「青春18きっぷ」を使って旅行中に特急列車に乗る場合には、特急券だけでなく普通乗車券も購入しなければなりません。もちろんその特急列車を下車して、有効期限内に再度普通列車に乗車すれば、また「青春18きっぷ」での旅行を続けられます。

普通列車のグリーン車
普通列車のグリーン車ならグリーン券を追加購入すれば乗車OK
特急列車などのグリーン車が「グリーン車指定席」なのに対して、普通列車のグリーン車は「グリーン車自由席」で、この「グリーン車自由席」に限っては、グリーン券を追加購入すると乗車することができます。ただしあくまでも「自由席」。たとえグリーン券を持っていても満席の場合には座れないことがあります。また、同じ普通列車でも「グリーン車指定席」には乗車できません。どの列車のグリーン車が自由席なのか指定席なのかは、時刻表で調べればすぐにわかります。

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更新日:2005年07月28日

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