節約/光熱費の節約

温水洗浄便座の節電を考える

いまや普及率約6割の温水洗浄便座。やはり気になるのはその電気代です。快適に使いながら上手に節電する方法を考えてみました。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

温水洗浄便座の電気代は使い方次第

温水洗浄便座
温水洗浄便座は快適に節電を!
トイレといえば温水洗浄便座がごく当たり前になってきた今、一般家庭での普及率も年々上昇し、普及率は約60%ほどになっています。暖かくて快適な温水洗浄便座ですが、やはり気になるのはその電気代。温水洗浄便座の電気代は、機種によって大きく違いがありますが、安いものでは1ヶ月200円程度。高いものは千円を超える場合もあるようです。

でも機種による電気代の差もありますが、使い方によっても大きく電気代に差が出るのが温水洗浄便座の特徴。そこで今回は、温水洗浄便座を快適に使いつつ、上手に節電する方法をご紹介します。


温水の設定温度

水温の設定は、冷たいと感じない程度の低めの温度設定を心がけましょう。真夏であればスイッチを切ってしまっても良いくらいだと思いますし、真冬の場合でも強ではなく中ぐらいでも十分かと思います。

・洗浄水温度の設定を、冬は強から中へ、中間期は中から弱へと変更すると年間約1,300円の節約

暖房便座の使い方

温水洗浄便座
季節に合わせて設定を見直そう
よく出先などで、火傷をしてしまうんじゃないか?と思うほど高温の便座に遭遇することがありますが、当然ながらこれは無駄な使い方。座った時にヒヤッとしない程度の温度設定で十分だと思います。

また、暖房便座は蓋を開けている状態だとより放熱が進むため、余計な電気を消費してしまいます。蓋を閉めることにより、約10%ほどの節電になりますので、気を付けて蓋を閉めるようにしたいものです。

・便座温度の設定を、冬は強から中へ、中間期は中から弱へと変更すると年間約800円の節約
・使用していない時便座の蓋を閉じておくと年間約1,100円の節約

場合によっては暖房便座のスイッチは切ってしまい、便座カバーを使用するという方法もありますね。


機種による格差

近年の家電製品の省エネ性能は著しく向上しています。温水洗浄便座も例外ではなく、従来品の何分の一かの電気代で済む、というような製品が多く登場しています。

まず、今は主流になりつつある「瞬間湯沸し方式」のものは、タンクに貯水して暖める「タンク方式」に比べエネルギーのロスが少なく経済的です。暖房便座も、使用していない時はヒヤッとしない程度の低音で保温し、使用時だけ設定温度まで上げるというような、節電モードを搭載した機種が多くなっています。また最新のものでは、普段は便座が暖まっていない状態なのに、センサーで人を感知し瞬間的に便座を暖めるものも出てきています。

古い機種でかなり電気代がかかっているという場合には、買い替えで大きく節電できることもありますので、検討されるのも手かもしれません。

参考:TOTOアプリコットシリーズ

記事中データ参照元:ECCJ省エネルギーセンター
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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