手が届く？　宇宙旅行がもっと身近になる日(2ページ目)

月旅行120億円の気になる内訳 …… 一体何が高いのか？

本格的な宇宙旅行は億単位。何が高いのか？

発売と同時に話題になった月旅行１億ドル（約120億円）。想像もつかない金額だけれど、一体何がそんなに高いのでしょうか？ ロケット？ 燃料？ 人件費？ ズバリ伺ってみると……
｢価格の殆どはロシア政府への支払いです(中村氏)｣と聞いてびっくり。

今回発売する｢月旅行（約120億円）｣及び宇宙ステーションに滞在する｢本格宇宙旅行（約24億円）」は、いずれもロシアのソユーズロケットを利用。実は、米国のNASAなどは、民間人をロケットへ乗せることなどご法度。その点、ロシア航空宇宙局は、ビジネスとして宇宙旅行への協力に意欲的なのだとか。

ソユーズの模型で説明してくださる中村氏

｢実は、今回提携した世界初の宇宙旅行会社スペースアドベンチャーズ社の社長である、エリック氏はNASAの技術者でした。宇宙へ行くのを夢見ていたけれど極度の近眼の為、NASＡでは断念しなくてはならなかった。そこで、自ら宇宙旅行会社を設立し、民間人でも行けるようにと積極的に活動。ロシア航空宇宙局とのパイプを築き、現在3名の民間人を宇宙へ送り出しています(中村氏)｣
いわば夢を実現させる為の、今は投資段階といったところでしょうか。と言うことは……

｢はい、まちがいなく今後、宇宙旅行の実績が増えれば価格は下がります。(中村氏)｣という嬉しいお答え。どこまで下がるかは｢？ ｣という感じではあるけれど、少し宇宙が近づいてきた気がしませんか？

ソユーズで宇宙へＧｏ！

ちなみに、ソユーズは3人乗り。現段階では、宇宙飛行士(パイロット)2名と、民間人（お客様）1名の構成で出発。でも、技術的には宇宙飛行士は1名で充分なのだとか。今後その方向でも検討していくそうなので、そうなれば、民間人は2名乗れるわけだから……単純計算で価格も半額になる可能性もでてきますよね。

半額っていってもやっぱり夢物語……そんな方は……
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