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夏休みに行く!横浜中華街おすすめガイド(2ページ目)

開国・開港から150年を記念して、さまざまなイベントが開催されているヨコハマ。今回は、そんな横浜でも一番人気の中華街に潜入!グルメや観光だけではない、中華街の習い事「中国茶のレッスン」をご紹介します。

山口 佐知子

執筆者:山口 佐知子

恋愛・おけいこガイド

一度、覚えてしまえば簡単に中国茶が煎れられる!

茗茶苑
レッスンの会場は、メインストリート沿いにあるので、初めて行ってもすぐにわかります
レッスンが行われているのは中国茶館「茗茶苑」。中華街の大通りに面した土産店の2階にあります。フロアにズラリと並ぶ茶葉と茶器の種類に圧倒されながら席に着くと、小さな茶器がかわいらしく並んでいます。茶葉のほかには、袋にいっぱい詰まったフルーツのお菓子も用意されていて、本格的な“おままごと”みたいでワクワクします!

「中国人はお茶が大好き。中国のお茶屋さんには必ずこのセットが置いてあって、いつも誰かがのんびりとお茶を飲んでいるんですよ」とスタッフの方が語るように、毎日飲むお茶だからこそ、特に難しい作法はありません。茶器を使う順番さえ教えてもらえば、初めての人でも簡単に中国茶が飲めます。

香りを楽しむ中国茶にはアロマテラピー効果も!?

中国茶教室
お茶をあけた後の「聞香杯」の器は、手のなかに入れて回しながら香りを楽しみます
日本では、「お茶は女子が煎れるもの」という昔ながらの感覚がまだ残っていたりしますが、中国では昔から男性も(若者からおじいさんまで!)上手にお茶を煎れるそうです。また、使う茶器にはそれぞれ名前があって、日本でいう急須の役割を果たすのは「茶壺」、茶壺から一度お茶を移すときに使うのは「茶海」、お茶を飲むためのいちばん小さな器は「茶杯」。そしてもうひとつ、タテ長の器があって、これを「聞香杯(もんこうはい)」といいます。

「聞香杯」は字が示しているように、お茶を飲むのではなく、香りを楽しむための器です。使い方は、まずは茶壺から茶海に移したお茶を、聞香杯に注いでから茶杯に移します。それから、空になった聞香杯を両手に持って鼻のところに近づけたら、クルクルと回します。すると、器からふんわりと香りが上がってきて、お茶をアロマ感覚で味わうことができます。香りを楽しむために、わざわざ器が用意されているなんて! なにかの儀式みたいに丁寧に煎れたプーアール茶は、今までに飲んだことがないくらい、マロッとした甘い味わいがしました!

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