A4スペースでオーガニック野菜を栽培！(2ページ目)

“A4野菜”を育てる道具は家にあるもので十分！

食器棚が“A4野菜”を栽培するための立派なグリーンハウスになっているのを発見！

「Keep it simple！」というジョンさんの言葉のとおり、“A4野菜”をつくるのに必要な道具は容器、スコップ、ハサミ、ビニール袋、と実にシンプルです。基本的には家にあるもので十分。A4サイズのプラスチック容器は100円ショップでも売っているし、スコップがなければ洗濯用洗剤に付いてくる四角い計量用スプーンでOK。土もわざわざ買うのではなく、近所の空き地などからちょこっと拝借してしまうのもご愛嬌。お金をかけずに、たったこれだけの準備さえすれば、おいしい野菜をつくれちゃうんです！

この日の授業は、ジョンさんのご自宅ではじまりました。受講生は10名前後、男女ともに柔らかくてカジュアルないい雰囲気！ 講義では、お部屋のなかで栽培するときの“A4”の置き場所のポイントや、水やりのタイミングなどをジョンさんの哲学とともにしっかり教わります。また実際に、ジョンさんの育てている野菜やハーブを見ながら授業が進むので、とってもリアルに理解することができます。

ホウレンソウやニラまで栽培できちゃいます！

空いたペットボトルには立派なダイコンができています。っていうか、室内でもダイコンは育つんですね！

ところで、“A4野菜”では、どんなものを栽培＆収穫できるのでしょう？ この時期、ジョンさんはパセリやアロエを育てていましたが、ほかにもローズマリーなどのハーブ類をはじめ、ホウレンソウやニラ、ニンニクなど「えーっ、そんなものまで？」と思うような野菜の数々をお部屋のなかで栽培できるようです。ペットボトルに大根が育っているのを見たときは、あまりのインパクトの大きさに笑ってしまいました！

ちなみに、“A4野菜”は種をまくところからスタートするものが多いのですが、その種の入手方法にも特徴があります。満月の夜に「seed exchange」という種の交換会が開かれ、そこで強くたくましい厳選されたオーガニック野菜やハーブの種が、いろいろな人の手に渡っていくわけなんです。月明かりのもと、大人たちが三々五々集まって「これはスゴイですよー」などと言いながら種を交換している図って、想像するだけで楽しくなりませんか？