ハワイ/ハワイロングステイ・移住

ハワイ州の住民としてIDを手に入れよう! ステートIDをとってロコになる

ハワイでは、タバコやお酒の買い物にはもちろん、クレジットカードの使用時にもIDの提示を求められます。地元生活者にディスカウントするワイキキのレストランもあるので、移住者はぜひIDを手に入れましょう。

執筆者:上野 元

どこに行っても提示を求められるID

ハワイ州ID
ハワイ州が発行するIDは、携帯に便利な身分証明書としてあらゆる場面で活躍する。
日本にいて身分証明書を提示させられるのはとても限られた場面なので、運転免許証以外、日常的に身分証明書となるものを持ち歩くという習慣はないものです。

ところがハワイにいると、スーパーやコンビニでお酒やタバコを買うときにも提示を求められることがあります。日本人がとくに若く見られがちということもありますが、「30歳以下に見えたらID提示をお願いする」というポリシーの場所が多いので、帽子を被ってTシャツや短パン姿でいると、かなりの人がID提示の対象になってしまうようです。

クレジットカードでの支払い、小切手での支払い、銀行で現金をおろすときなども、詐欺による事故を未然に防ぐためIDの提示を求められます。しかし、だからと言ってパスポートをずっと持ち歩くのはいかにも物騒ですね。自動車免許を取得すればそれが立派なIDになりますが、免許を取るまでの間は、ハワイ州が発行する「ステートID」が便利です。

ステートIDの取り方

カメハメハ像
ステートIDを発行してくれるオフィスはカメハメハ大王像のすぐ横。
ステートIDは便利なものですが、誰もが取得できるわけではありません。基本的にはソーシャル・セキュリティ番号を持っている就労ビザや永住権保持者に限定されています。(学生など番号がなくても有効なビザなど書類があれば、取得できるケースもあります。)

発行所となるステートIDオフィス(465 South King Street、Tel: 587-3112)は、ダウンタウンのイオラニ宮殿前、カメハメハ大王像のすぐ横。パンチボウル通り沿いにあります。オープンは月曜から金曜の午前8時から午後2時。ワイキキからだと、2番か13番のバスに乗って、パンチボウルの停留所で降り、徒歩5分。

持参するものは、ソーシャル・セキュリティ・カード、日本のパスポート、有効なビザ、そして入国時にパスポートに添付される半券(I-94と呼ばれています)。申込み費用は現金で15ドルかかります。

最近の全米規模のセキュリティ強化によって、このプロセスや準備するものも、刻々と変化していくかもしれません。最新情報は州の公式ページで公表されていますので、行く前に必ず参考にしてください。

ステートIDを持っていると、地元の人たちだけのディスカウント料金「カマアイナ・レート」を適用してもらえる場所もあるので、ワイキキでの食事などは便利なこともあります。ゴルフやホテル宿泊などはこれがあるなしで、かなり価格も変わってきます。上手に利用して、本物のロコ気分でハワイライフを楽しみましょう!

ステートID取得の3ステップ

1.有効なビザとパスポート、ソーシャル・セキュリティ・カードを持って、ステートIDオフィスへ。

 ◎「ステートIDオフィス」DATA
 ●住所/465 South King Street, Honolulu, HI 96813
 ●アクセス/ワイキキからは、ザ・バスの2番か13番に乗車。
  パンチボウル停留所から徒歩5分。
  (ダウンタウンのイオラニ宮殿前、カメハメハ大王像のすぐ横。)
 ●開館時間/8:00~14:00(月~金)
 ●お問い合わせ/ステートIDオフィス Tel. 587-3112
 ●HP/ステートIDオフィス

2.用意されている所定の用紙に必要事項を記入。

3.順番になったら窓口で15ドルを払い、写真をその場で撮ってもらうと、すぐにIDが完成! これであなたもロコの仲間入り!


<関連情報>
■ハワイ州ステートID取得ガイドページ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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