よく聞く生薬
どんな効果があるの?
世界には沢山の種類の生薬が存在しています。
日本では、医薬品の品質規格書である「日本薬局方」に載っている生薬だけでも150種類以上あります。医薬品として扱われないものの食品として認められている生薬を加えると相当な数になります。ここでは、化粧品の成分などでよく目にする生薬をピックアップして、その効果を解説していきましょう。
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| 生薬の王様薬用人参の中でも希少な長白参 |
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オタネニンジン
オタネニンジンなんていうとあまり馴染みがないけれど、いわゆる薬用人参のこと。朝鮮人参とか高麗人参とも呼ばれ、滋養強壮で有名な生薬は化粧品にも使われています。ごくごく大雑把な言い方になりますが、血の巡りを良くすることで、身体の機能を向上させる漢方生薬として王様級の成分といえます。
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カンゾウ[甘草]
名前の通り、独特の甘さがあって、甘味料としても使われているカンゾウ。甘草の根っこから抽出するエキスには、炎症を抑える効果があることが知られています。全成分表記には、「グリチルリチン酸2K」と書かれています。「グリチルリチンサンジカリウム」って、舌を噛みそうな名前ですが、歯磨き粉などにもよく使われているとても身近な生薬です。
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| 樹皮の内側から抽出するオウバクエキス |
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オウバク[黄檗、黄柏]
みかん科の落葉高木、キハダの樹皮から抽出されます。古典に登場する「キハダ色」はこの木を染料として染めたものです。日本でも古くから整腸剤として用いられてきたこの樹皮のエキスには、肌を保護したり肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
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シャクヤク[芍薬]
おしとやかな大和撫子のイメージが漂う芍薬。この花の部分ではなく、根っこが生薬となります。引きしめ・消炎効果があることから、こちらも歯磨き粉などにも使われています。肌にとっては抗酸化、つまり肌のサビを防ぐ効果もあります。
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ソウハクヒ[桑白皮]
桑の木の、こちらも根っこ。桑の根の皮をむくように、中心部分を取り出すと白い部分があらわれます。美白化粧品の原料として一時話題にもなったこの成分には、シミのもとメラニンをつくらせるチロシナーゼの働きを阻害することでの美白効果が期待できるのです。
他にも、化粧品に使われている生薬は沢山あります。数年前から、化粧品は全て全成分表記となっていますから、たまにじっくり見てみるのも楽しいですよ。
化粧品はライン使いで…と
いわれる理由
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| 何気なく使っている化粧品にも相乗効果が取り入れられている |
「基礎化粧品はラインで使うことがおすすめ」といわれますが、これはメーカー側の販売戦略というわけではなく、実際に確かなことだと思います。
別々のラインのものをあれこれ単品で組み合わせて使うことで、害になることはありませんが、どのメーカーもラインで使うことを想定してそれぞれのアイテムを開発しています。これも、ひとつの相乗効果といえるかもしれません。使う化粧品の最大効果を求めるのなら、ラインで使うことがおすすめです。
とはいえ、新しいものを使ってみたい時、アイテムによってなくなるペースが異なることは当然あります。「なるべくラインで使いたいけど…」という場合、ひとつの方法として朝晩で使い分けるというのもあります。肌に全く合わないのならともかく、どの化粧品も気に入って使っているもの。ならば尚のこと、最後までできるだけ効果的に使いたいものです。
2話に渡って漢方のお話をしてきましたが、いかがでしたか? シワやシミ、くすみ、たるみ…目に見える症状があらわれると、ついその対処にばかり焦りがちですが、私たちが本来持っている力を取り戻すことに着目することも忘れずにいたいですね。
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