ロングステイの形・スタイル

更新日:2009年10月01日

リタイアメント後の海外移住・ロングステイ

ハッピーリタイアをして海外で悠々自適に暮らしたい。そうした中高年層が増えています。定年後の自由時間をより豊かに「リタイアメント後の海外移住・ロングステイ」を特集します。

リタイアリーの海外移住・永住について

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日本国パスポートが有事のときに身を守る
海外起業や投資家移住、永住権の取得を検討するにあたり、最大の問題は年齢制限と資金でしょう。オーストラリアやニュージーランド、カナダなどでは、永住権の取得に点数制を用いています。学歴や年収、語学力、資産の額、そして年齢等がポイント化され、積算するしくみです。ある一定以上の年齢に達すると加点されないのが通例で、若いひとほど移住がしやすいのが現状です。

リタイアリーのなかには、海外で起業して雇用を創出する起業家移住や、多額の投資をする投資家移住のスタイルで移り住むひともいます。年齢制限を受けることなく、移住のチャンスを得ることができます。しかし起業には、多額の資金を要するほか、毎年の決算報告などが義務付けられるため、ペーパーカンパニー設立のような安易さで臨むことはできません。ビザ・コンサルタントや弁護士、現地の経営コンサルタントや国際税理士等によく相談をして、手続きするようにします。

「70歳逆算人生」に学ぶあたらしい旅のカタチ

ある男性のライフプランニングを聞いて、驚いたことがあります。海外渡航の限界年齢を自らが70歳と定め、逆算して旅のプランニングを立てたのです。名づけて「70歳逆算人生」。63歳で現役を退いたその男性は、60代半ばまでの自由時間を、体力が要る長距離の旅、スポーツを目的にした旅に重きを置き、アメリカ横断鉄道の旅とスイス・アルプスでのスキー旅を実践しました。

そして65歳を過ぎたあたりから、大きな移動をともなわない一ヵ所滞在型の旅スタイルに移行、ロングステイを実行したのです。はじめは2週間程度の滞在に始まり、やがて3ヵ月の滞在を繰り返すようになりました。さらに、大きなトランクはキャビンに置き、寄港地観光を繰り返す客船クルーズにも挑戦しました。船旅は、体力をあまり消耗せず、非日常を楽しむことができるからです。

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日本の里山の風景に郷愁を感じるひとは少なくない
本格的な老齢期となる70歳以降は、「できれば日本で温泉めぐりを楽しみたい」と語る笑顔は輝いてみえました。男性の平均寿命が75歳と聞けば、なかなか先見の明があるプランニングといえましょう。

終(つい)の棲家をどうするか、ライフプランニングを逆算的に立てることも重要です。数々の取材を通して知ることに、老齢期になったら日本に完全帰国をして、「骨は日本に埋めたい」とするロングステイヤーや移住者が、圧倒的なのが印象的です。
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この記事の担当ガイド

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千葉 千枝子

観光ジャーナリスト・城西国際大学 横浜商科大学 東京成徳短期大学 観光学講師・会社経営。運輸・観光産…

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