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電力小売完全自由化、どう選ぶ? とりあえず様子見?(3ページ目)

2016年4月1日より、電力小売が完全自由化され、一般家庭や商店も含む全ての消費者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。2016年1月から、電力会社や料金メニューの切り替えの事前受付が始まっていますが、どのような契約にしたら良いか迷っている人も多いのではないかと思います。そこで、今回は、事業者や料金メニュー選びのポイントを解説します。ガイド平野も実際に申し込んでみました。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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電気料金プランを比較したら、次は手続きへ

■電気料金プランの申込みはインターネットで簡単に!
契約手続きは、インターネット上で行えるけど、慎重になろう!

契約手続きは、インターネット上で行えるけど、慎重になろう!

「エネチェンジ」、「価格.com」ともに、比較サイトから直接、電気料金プランの申込手続きを行うことができます。比較サイトを通して申込みを行った場合の特典があるものもあるので、チェックしてみましょう。

比較サイトを経由して申込みを行う場合でも、申込み先の小売電気事業者のサイトに行き、プランの内容や注意事項などをしっかり確認しましょう。

ガイド平野は、インターネットを経由して、申込みをしてみましたが、手許に「電気のご使用量のお知らせ」を準備し、必要情報を入力し、5分程度で完了しました。

ガイド平野家が選択した料金プランは?

ガイド平野家で、比較サイトを利用したところ、おすすめ順に「ずっとも電気1(東京ガストリプル割適用)」、「ドライバーズプラン(ガソリンが10円/L安くなる電気)」、「ずっとも電気1(ガス・電気セット割)」、「ENEOSでんき」が候補となりました。

「ずっとも電気1(東京ガストリプル割)」は、インターネットのプロバイダー契約の変更を含めると、割高になるので、除外。また、ガソリンの使用量も多くないので、結果、「ずっとも電気1(ガス・電気セット割)」が選択肢として残りました。

■最終判断に際して考慮したこと
●契約会社の経営基盤がしっかりしている
契約した会社が倒産した場合でも、電力の供給は続くと言われていますが、契約の変更手続きは必要になるので、面倒です。やはり、経営基盤がしっかりしているところと契約した方が安心できます。

●解約に際して違約金が発生しないこと
新しい電気料金プランが、今後もどんどん登場すると考えられるので、とりあえずの様子見として。

●スマートメーターの設置
「とりあえずの様子見であれば、わざわざ乗換えをしなくても」と思われる人もいるでしょうが、電力の乗り換えには、もう一つのメリットがあります。それは、無料で電気メーターがスマートメーターに取り替えられることです。すでにスマートメーターが設置されている場合は、あまり関係ありませんが、ガイド平野家の場合、アナログ式の電気メーターのため、曜日・時間帯別の電気使用量が把握できませんでした。スマートメーターを設置し、電気使用量を把握した後、再度、電気料金プランの見直しをしようと考えたからです。

●行動を起こせば、節約効果が期待できる
「手続きが面倒だ」など、いろいろ理由をつけて、行動を先延ばしにしがちですが、一度行動を起こせば、節約効果が期待できるなら、行動を起こさない手はありません。

>>電力自由化で、私たちが考えなければならないこと

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