旅行代理店を選ぶときに見るべきポイントとは

慎重に選びたい旅行代理店

慎重に選びたい旅行代理店


普段はなかなか行けない海外旅行だからこそ、失敗はしたくないもの。個人で航空券をとったり、ホテルを予約したり、ツアーを申し込んだり……というのも大変です。そんなとき旅行代理店を利用される方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、旅行代理店を選ぶときに気を付けたいポイントを整理してみました。


その1 電話になかなか出ない


どんな大きなビジネスもたった1本の電話から始まります。電話にどう対応するかはその企業の姿勢そのもの。電話になかなか出ないような会社は社員の士気が低迷している可能性もありますし、あるいは忙しすぎて本当に電話に出られないという旅行業界ではありがちな悪循環に陥っている可能性もあります。

どちらにしても、そのような対応ではいざ海外でトラブルに遭って、緊急の国際電話なんて事態になった時にまともな対応など望むべくもありません。何回か問い合わせの電話をして、電話に出るのがいつも遅いようであれば(3コール以内に出るのが一般的です)、他を検討した方が良いのではないでしょうか。


 

その2 検索サイトでいつも最安値!

インターネットのツアーや航空券の比較検索サイトはユーザーには非常に便利です。特に航空券のみの手配など付加価値のほとんどない商品であれば、1円でも安いに越したことはありません。

最安値商品は問い合わせてみると満席のことが多い……

最安値商品は問い合わせてみると満席のことが多い……

ガイドもこのようなサイトはよく使うのですが、いつも最安値で最上位にランクインされている旅行会社を見かけることがあります。「おっ」と思って電話をかけてみると、これは私の感覚値ですが、「その席は満席になりました。○○○円のお席ならご用意できますが」と高値の商品を紹介される確率が他と比べて非常に高いと感じます。

本当の企業努力で最安値を達成しているのであれば素晴らしいことでしょうが、こういった会社は最安値表示をさせるための、いわばちょっと別の努力をしている感が否めません。

もっと言えば、旅行業界というのは非常に利益の薄い業界で、業界平均の営業利益率はコンマ以下のパーセントしかありません。これは簡単に言えば、10万円のツアーを売っても儲けは数百円しか出ないということです。旅行は何十万円という商品も珍しくありませんが、支払いは「現金のみ」という会社が非常に多いのは、こういった旅行業界特有の事情によるものです。好調を続ける大手自動車メーカーが10%を超える数字を出しているのなどは、まさに別天地といった感があります。

旅行業会平均の営業利益率はなんとコンマ以下……値下げなんてそうそう無理な話。

旅行業会平均の営業利益率はなんとコンマ以下……値下げなんてそうそう無理な話。

一般的にこういう状況の旅行会社がまともに価格競争をするなんてことは、そもそも無理があるでしょう。ですから常に最安値というようなところは、「何かある」と考えた方が残念ながら自然だと思います。

この販売方法は旅行会社に限らず航空会社にも言えることで、現実にはあまり販売座席数のない(ただし、ゼロではない)商品を市場に出して、実際には顧客はより高値の座席に誘導させられるということがままあります(ガイドの経験から申しあげると、往々にしてあまり人気のない航空会社ほどこういう商品が多いようです)。

ツアーも航空券も決して安い買い物ではないのですから、それなりに満足できるところと長いお付き合いをした方が長い目で見てお得だと思いませんか。

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