夫婦関係/夫婦円満のコツ

キスは気持ち悪い?若者性的感覚の歪みは夫婦の影響!?(2ページ目)

現代の若者の恋愛感覚が変わってきているのでは? という問題に、夫婦関係専門家二松まゆみとAV監督溜池ゴローが切り込みます。キスって気持ち悪い? 身体的な関わりができないなど、若者の性的感覚はどこから変わってきたのか、監督が考える教育論まで熱い対談になりました。vol.4

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド


若者の性的感覚のズレは接触感覚の経験が足りないから!?

接触感覚の経験値はすごく大切なこと

接触感覚の経験値はすごく大切なこと


溜池:人間との接触の感覚があれば、過去の経験値を持っていればそういうことのハードルも低いんですよ。それが全部シャットダウンしてしまったところで、いきなり女性とセックスってなると、唾液と愛液と汗は汚い、臭いってなっちゃう。
セックスの序章、ディープキスのハードルが越えられない。

二松:ネットで拾ったエロチックな画像見て、一人で昇天する方が清潔で楽チンですからね。私は20代の男性のフットサル部の監督をしているんですけど、彼らにヒアリングした時、こういう発言を聞いたんです。

「むっちゃきれいでほんと自分好み、可愛い女子でも、エッチな部分が臭かったら、俺やっぱり無理っすって」

溜池:驚いたなあ。いいじゃないか。その臭いが好きな男もいると思うんだけどな。これは俺みたいな仕事やってるとしょっちゅう感じます。臭いに萌える。人間の脳みそって、できないと思ってることも、ハードル超えればぽんとできるようになる。「女性のエッチな部分の臭いってこんなもんなんだ!」って納得すればもっと女性との接触の幅って広がりますけどね。それが怖いんじゃないかって思うよね。

潔癖症みたいになってるんですかね。俺なら独身だったら、いろいろ手、出しちゃうな。臭いが気になるなんて、「ちっちゃいこと」言わない。

いるんですよ、このAV業界だって独身者。メイクさんだって独身者。俺だったらあの子だったら全然いけるからなって。そんな話ばっかりしてる。「お前、独身なのに、なんであの子に手出さないの?」って不思議に思うことある。

二松:男子たちは誘っても断られたらかっこ悪いから、っていう危険回避能力は発達してます。ちっちゃい!ちっちゃいんだ。ディープキスできない男性は!

溜池:痛い目にあったほうが勉強になるけどね。あえて危険を選べ。加藤鷹さんのシーンなんか見てるとすごいでしょ。俺、嫉妬しながら、「クソー、すげえぞ加藤鷹。」とか悔しがるの。そういうの乗り越えると、結構大きなもの見えてくる。なんか世間の今の常識がマインドブロックみたいになってるんじゃないですか。常識と違うことはしてはいけないっていう。

世の中が草食系だったら、肉食へ走れ!

溜池:世の中の人って、草食っていったら草食に走る傾向があるし。みんな流行っている方に行くじゃない。反対に行くのもいいじゃないかって思いますよね。
俺が「時代は草食だ」って言ったら肉食に走るくらいの反骨精神。

みんなが肉食に行かなくちゃっていう時、俺は、今はじっとしてていいってなってた。ブレイクした美熟女ブームもそうでしょ。世は「若くて可愛い女性」のAVを求めているという常識を覆した。そして、俺の栄光の時代が訪れた(高笑い)

「熟女ものは売れないよ」って言われたから逆いったんだしね。逆はいいですね。

二松:では我が国の夫がたは妻とディープキスしないから、逆を行け。

「ディープキスしろ。そのためにまずHow toを知ろう」

ディープキスマニュアルを教えてください

二松:マニュアル世代と言われている我々ですので、やはり、やり方をディレクションしてもらわないと、尻込みする。監督、教えてください。

溜池:失敗しても、痛い目みながらやればいいんだよ。

二松:まあそう言わず教えてくださいよ。ディープってどの深さまで入れればいいのかって。絶対聞くから。キス嫌いな男性は。

溜池: 3.5センチとか。

二松:どうやって舌動かすんですか。

溜池:俺の映画を見て (笑)

二松:彼女が口閉じてたとかどうするんですか

溜池:開かせればいいじゃん。男は、女がキスしたくなるように場面を持っていかなくちゃ。テストステロン出さなきゃだめ。デストステロンって不安定な状態っていうのを経験しないと出ないって聞きました。不安定な状態だと出るんですよ。精神的にもこれどうなのって不安を感じていうほうが出るんですよ。

二松:つり橋効果もそうなのかな。恋が芽生えるつり橋とお化け屋敷。不安を抑制するためにテストステロンは出ますね。フェニルエチルアミン(PEA)が出るのは心理学の先生に聞いたけど、ドーパミンもテストステロンもいろいろごちゃまぜで出そう!ディープキスしてるうちに、ホルモン値が向上し、健康になりそうだ。

溜池:アハハ。じゃあ、俺の締めの言葉はこれだ。

「旦那は子供には夢と冒険を語り、妻には愛を語れ」

そしてゴロー監督との対談は、二人ともテストステロンを出し合いながら幕を閉じました。
※※※※※

第一章で、「いい男」論
第二章で「妻の浮気」論
そして第三章で「キス」論 夫婦編、そして若者編を語り合いました。

子供にも恋愛体質が伝わるというのが今回のお話で伝わったのではないでしょうか。素敵な恋ができる子供を育てるためにもパパとママはラブラブでいましょう。



溜池ゴロー男塾   http://otoko-juku.jp/
二松まゆみ著書 『キョウイクSEX』(主婦の友社) 

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