皮脂分泌がアップする夏は黒ずみ、開き毛穴が悪化
黒ずみ毛穴は多くの人が悩んでいるトラブル。毛穴から分泌された皮脂は空気に触れると酸化します。まだこの時点では茶色っぽく変色している状態です。ここに古い角質やメイクの落とし残しなどが混ざり合い、さらに酸化して黒ずみになってしまうのです。夏になり気温が上がると、皮膚温度も上昇。そうすると体温を一定に保つホメオスタシス(恒常性)が機能し、身体の中にたまる熱を外に出そうとします。それが汗となって出るのですが、汗と一緒に皮脂分泌もアップ。また汗は蒸発する時肌の水分も失うため、乾燥から守ろうと皮脂がさらに増えることに。今まで以上に増えた皮脂は、より詰まりやすく酸化して黒ずみ毛穴が悪化します。
夏は黒ずみ毛穴が悪化するので要注意!
ですから、皮脂腺から過剰に分泌した皮脂が、外に出ようと毛穴を広げてしまってできる開き毛穴も同時に悪化してしまうことが多いと言えます。
夏場の落とし穴、乾燥によるたるみ毛穴の進行
汗をかいて皮脂分泌が盛んになる一方で、夏はエアコンなど気付かない内に乾燥していることが多い季節。ベタつくからと潤いが足りていると勘違いして、保湿を怠ってしまうとたるみ毛穴も悪化していきます。老化によって肌のターンオーバーが遅くなると、新陳代謝がにぶりコラーゲンの産生も滞ります。そうすると、ハリや弾力がなくなり重力に耐え切れずたるみ毛穴が発生。乾燥はターンオーバーを遅らせる原因となるので、夏は皮脂を取るスキンケアだけでなくしっかり保湿も行うようにしましょう。