藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

恋愛に「仕事の発想」を持ち込んでない?(2ページ目)

仕事上の思考のクセやコミュニケーションを、「恋愛」にも持ち込んでいませんか? もちろん良い意味で持ち込めるのなら、それもアイデアのひとつですが、本来、男女の関係は「仕事」でも「実家の家族関係」でもない、まったく別の新しい関係を築くものです。

執筆者:藤嶋 ひじり

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パートナーを育てようとしなくていい

花を選ぶカップル

二人でひとつの庭を築くというイメージでもいいかもしれません。最初から何の苦労もなくうまくいくわけではなく、「関係を育む」という意識が必要です

職場のように立場が決まっている関係性とは違い、恋人同士の間で「相手を育ててあげよう」は余計なお世話。男女間ではよく、女が男を育てるという言葉を聞きます。確かに男性の方が、精神的に幼稚だと感じることは多いかもしれませんが、それでも「育てる」という考え方には、筆者は疑問を持ちます。例え、相手が年下であっても、です。仮に「育てなければいけない関係」だとして、「そのことによって、自分も学ばせてもらっている」という心がけがあるだけで、きっと彼への思い遣りも大きく変わるでしょう。

育むのはあくまでも「二人の関係」。関係を育むということは、「自分も成長していこう」という姿勢が必要なのです。

また、女は口が達者なので、つい、男性を追いつめてしまいがちですが、これについても、注意が必要です。会社の書類なら、「この見積書、日付が間違っているので、修正お願いします」と、二本線で消して修正印を押しておけば、書類は修正できます。もっと簡単な書類なら、修正テープで消しちゃうことも。

でも、人間関係では出した言葉は「無かった」ことにはできません。LINEやメールなどに書き込んでしまったら、ずっと残ることになります。画面をキャプチャ(スクリーンショット)して他の人に見せられてしまうことも。

思ったことを、すぐに口にするクセがあるなら「少し待ってみる」ということも必要です。親しくなると育ってきた家族に対する態度と似たような「配慮のないコミュニケーション」を取ってしまいがちです。

でも、どれだけ親しくなっても、自分の親ほどすべてを受け入れてくれるかどうかわからないものです。だからといって口約束を求めるのはNG。約束してもらうのではなく、二人で育んでいくことが大切です。

二人の気持ちは「木」のようなもの。うまく育てることができれば、毎年花を咲かせるような関係にもなれるはず。でも、険悪な会話ばかりなら、せっかく二人がいい種を持っていても、うまく育たないかもしれません。

「恋」や「愛」には、「確証」というものはありませんよね。賞味期限もわかりにくいものですし、育み方次第で続き方も変わりますし、とはいえ、どんなに丁寧に育んでも終わるときには終わるもの。だからこそ、お互いの気持ちや考え方を少しずつ見せ合い、受け入れ合い、後悔のないようにやさしく育んでいきたいものですね。

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