藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

恋愛に「仕事の発想」を持ち込んでない?

仕事上の思考のクセやコミュニケーションを、「恋愛」にも持ち込んでいませんか? もちろん良い意味で持ち込めるのなら、それもアイデアのひとつですが、本来、男女の関係は「仕事」でも「実家の家族関係」でもない、まったく別の新しい関係を築くものです。

執筆者:藤嶋 ひじり

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オフィス

仕事とプライベート。どちらも「関係を築くヒント」にはなりますが、なるべく切り替えてニュートラルな気持ちになれるといいですね

仕事のコミュニケーションのクセを、「恋愛」にも持ち込んでいませんか? 仕事のコミュニケーションと、プライベートのコミュニケーションは違います。気持ちを切り替えて、やさしいコミュニケーションで、二人の関係を育んでいきましょう。


「効率」は恋には不要

職種や職場にもよりますが、仕事はやっぱり「効率」重視。でも、人間関係において大切なのことは、一見「ムダ」なことや、「間(ま)」「背景」「経緯」「姿勢」などだったりします。効率だけを重視して、「そんな言葉は必要?」と、ムダを切り捨てていくと、関係はギスギスしてしまうかも。もちろん「毎日メールで『愛してる』って言って~」というリクエストは、なかなか大変ですし、毎日メールがあるかどうかで愛情を計るような関係も、続けるのは困難でしょうけれど。

でも、二人で話す「くだらないこと」「何気ない一日のできごとを話す時間」は、決してムダな時間では無いはず。それを楽しめないようなら、「二人でいること」に意味を感じられない日が来るのも、そう遠いことではないかもしれません。

人間の暮らしにも、仕事という緊張感のある時間以外に、音楽や映画など、一見ムダそうに思えるものが必要です。プライベートをシェアする関係には、ノルマも無いはず。急がず焦らず、二人で「一見くだらないこと」を楽しんでみませんか?


「一つの結論」を出す必要はない

仕事にはミッションと期限があります。そのために会社(チーム)で一つの方向性を見いだす必要があるのです。でも、二人で歩む道には、いくつもの選択肢があるものです。正解は一つではないのです。

「どちらの言い分が正しいか」を相手に説得させるような喧嘩に力を入れるよりも、柔軟に対応していきましょう。「今週は彼のやり方で、来週は彼女のやり方で」もしくは「このことについては彼に譲る。でも、○○については私は譲れない」など、二人の譲れる場所、譲れないことを話し合い、臨機応変に対応しながら、二人の感覚、思考、価値観などを、互いに知っていく必要があります。自分の「正解」を押しつけ合うのではなく、相手の「正解」や「そう考えるにいたった経緯や背景」に興味を持つことが大切です。

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