5月にオススメの株主優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、株主優待と値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい5月優待銘柄をご紹介します。5月オスス優待銘柄その1「小津産業<7487>」
【業務内容】1653年に紙問屋として創業し、現在は医療分野などでも利用される不織布製品の加工や販売を手掛けています。【単元株数】100株
【最低購入金額】23万3900円(2015年3月20日時点)
【権利確定月】5月末日
【配当利回り】0.64%(2015年3月20日時点)
【優待内容】クオカードもしくは、同社製品の詰め合わせ
【100株以上】クオカード(1,000円分)
【200株以上】ティシュペーパー、トイレットペーパー詰合せ(2,500円分)
【500株以上】ティシュペーパー、トイレットペーパー詰合せ(5,000円分)
小津産業<7487>の優待内容は、1000円分のクオカードもしくは、ティッシュや、トイレットペーパーといった同社製品の詰め合わせです。贈り物としても利用されることのある同社の高級ティッシュや、トイレットペーパーは、吸水性や肌触りの良さに、投資家から根強い人気を誇る優待内容です。優待内容が生活必需品であることから、利便性が高く、その魅力的な優待内容により優待権利確定日に近づくほど、投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、3月末に購入し、5月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 81.25 %
勝ち数: 13 回
負け数: 3 回
引き分け数: 1 回
平均損益(円): 16,767 円 平均損益(率): 8.38 %
平均利益(円): 22,231 円 平均利益(率): 11.12 %
平均損失(円): -1,319 円 平均損失(率): -0.66 %
合計損益(円): 285,043 円 合計損益(率): 142.52 %
合計利益(円): 289,001 円 合計利益(率): 144.50 %
合計損失(円): -3,958 円 合計損失(率): -1.98 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 73.017
平均保持日数: 47.12 日
検証結果を見てみると、勝率は81.25%、1トレードあたりの平均損益は8.38%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなるでしょう。
5月オススメ優待銘柄その2「壱番屋<7630>」
【業務内容】カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」を国内外で店舗展開しています。【単元株数】100株
【最低購入金額】56万円(2015年3月20日時点)
【権利確定月】11月末日、5月末日
【配当利回り】1.34%(2015年3月20日時点)
【優待内容】同社店舗で利用できる飲食券もしくは同社製品の詰め合わせ
【100株以上500株未満】500円相当の飲食券3枚(1,500円分)
【500株以上1000株未満】500円相当の飲食券10枚(5,000円分)
【1000株以上】500円相当の飲食券20枚(10,000円分)
壱番屋<7630>の優待内容は、「カレーハウスCoCo壱番屋」で利用できる飲食券です。同社店舗は、北海道から沖縄まで、全国47都道府県に展開しており、利便性の高い優待内容です。また、同社店舗に行く時間がない場合でも、同社製品のレトルトカレーの詰め合わせセットと交換することも可能です。その魅力的な優待内容から、優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向があると言えるでしょう。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、3月末に購入し、5月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 80.00 %
勝ち数: 12 回
負け数: 3 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 13,832 円 平均損益(率): 6.92 %
平均利益(円): 18,186 円 平均利益(率): 9.09 %
平均損失(円): -3,585 円 平均損失(率): -1.79 %
合計損益(円): 207,481 円 合計損益(率): 103.74 %
合計利益(円): 218,235 円 合計利益(率): 109.12 %
合計損失(円): -10,754 円 合計損失(率): -5.38 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 20.293
平均保持日数: 47.13 日
検証結果を見てみると、勝率は80%、1トレードあたりの平均損益は6.92%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。権利確定日の前に、早めに優待銘柄に注目することで、高値掴みして、損失を被るリスクが低くなります。
注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値掴みで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。5月は、優待権利が確定する銘柄が、1年の中でも比較的少ない月です。数が少ない分、優待狙いの買いが集まりやすく、今回ご紹介したような人気優待銘柄ほど、株価が上昇しやすい傾向があります。早いうちに、好優待銘柄に先回りすることで、お得に優待銘柄を獲得することが出来るでしょう。
今回の検証は、あくまでも過去の株価データを用いた検証であり、未来の結果を表してはいません。しかし、株の売買を行なう際に、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)