フィギュアスケート/注目のフィギュアスケート選手情報

フィギュア界で静かな人気を集めているカルーザ選手(3ページ目)

世界選手権の下位グループなのに、ものすごくスムースな滑りで、観る人をうっとりとさせる、クリストファー・カルーザ選手(フィリピン)。四大陸選手権や世界選手権で彼に釘づけになった人も多いことでしょう。今回は、カルーザ選手のインタビューをお届けします。

執筆者:長谷川 仁美

ソチ五輪に出場できなかったこと

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――昨2013-14シーズンは残念ながら、ソチ五輪に出場することができませんでした。(フィリピンは男子シングルに1枠あったが、前年10月にはすでに、17歳のマルティネス選手が出場することが決定)。シーズン序盤に五輪に行けないとわかったことを、どう乗り越えて世界選手権にまでつなげてきましたか?
「物事には、どんなことにも理由があると思うんです。だから、あの経験を受けて、僕は前を向いて進んでいかなければならないと思いました。人生とはそういう(1つのことに落ち込んでとどまらず、再び前にむかって進んでいく)ものだし、特にフィギュアスケートとはそういうものだからね。残念な日にも、前に進んでいかないと。(ソチ五輪に出場できないとわかったところに)とどまっていたくなかったので、進んできたんです。それが、世界選手権のいい演技につながったと思っています」

―――これまでインスパイアされてきたスケーターや、好きな選手はいますか?
「たくさんいすぎて(笑)。最初に好きになったのは、タラ・リピンスキー(アメリカ、1998年長野五輪女子シングル金メダリスト)です。すごく小さかったのに、すごく輝いてにこにこしていて、五輪で目が離せなかったから。それからもちろん、ミシェル・クワン(アメリカ、1998年長野五輪女子シングル銀メダリスト、2002年ソルトレイクシティ五輪銅メダリスト)も。スパイラル(片足を腰より上にあげて滑る技)が素晴らしかったですよね。彼女のスパイラルを見たから、僕もプログラムの中でスパイラルをしているんです。昨シーズンのショートプログラムも、スパイラルから演技が始まってます」
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