大人以上に紫外線の影響を受けてしまう子供の肌にはノンケミカルの日焼け止めを
子供や赤ちゃんにはノンケミカルの日焼け止めを!
6月から8月は、1年の中でも一番紫外線が強くなる季節。紫外線から子供を守る対策が欠かせません。子供の肌は、まだまだバリア機能が未発達。表皮も薄く、大人の半分ぐらいしかありません。そのため、大人以上に紫外線の影響を受けてしまいます。
世界保健機関(WHO)は「生涯で受ける紫外線の50%を18歳までに浴びる」という見解を発表しています。環境庁の紫外線保護マニュアルにも、「我々は子供のうちに大量の紫外線を浴びていると考えられます。その影響は何十年もたってから現れてきます。子供のうちから紫外線を浴びすぎないよう、帽子、衣類、日焼け止めなどによる紫外線防御を心掛けることが大切です」と綴られています。
紫外線は子どもの成長に必要でもあるので、最も紫外線が強い真夏の10時~14時の時間帯はなるべく避けて、外出すると良いでしょう。また、紫外線が強い日と弱い日があります。気象庁では、紫外線の強さを指標化したUVインデックス(世界共通)で示した「紫外線情報」を毎日、更新しているので、外出前に確認するのも良いですよ。
ノンケミカルの日焼け止めとは?
外出の際、UVカット対応のウエアを着る、帽子をかぶるなどの紫外線対策も大切ですが、日焼け止めクリームも忘れずに塗って欲しいアイテムです。様々な日焼け止めがあるので、どれを使えば良いのか悩んでしまうママも多いと思います。是非、子ども用日焼け止めの中から選んでください。大人向けに開発されたアイテムと比べると、肌に優しい処方の物が多いんです。中でも、肌荒れを起しやすいと言われる紫外線吸収剤を使っていないノンケミカルな日焼け止めがオススメです。
ここでいうノンケミカルとは、合成成分である紫外線吸収剤が配合されていない日焼け止めを指しています。商品によっては、合成ポリマーや合成界面活性剤などが配合されているアイテムもあるので、肌が敏感な子を持つママは気をつけてください。お子さんに合うか、パッチテストをしてから使って欲しいです。
次ページでは、日焼け止めに書かれているSPFやPAの数値について解説します。