アウトドア/アウトドアを楽しむための準備

アウトドアを楽しむための準備(トレッキング編)(2ページ目)

山歩きやトレッキングを始める際に、最低限必要なものとは? 目的に合わせてウェアやグッズを揃えれば、アウトドアをより快適に楽しむことができます。行き先や季節にあわせて選ぶのがポイントです。

渡部 郁子

執筆者:渡部 郁子

アウトドアガイド


レインウェア

レインウェア

夏の野外音楽フェスでも大活躍

レインウェアがなぜ大事かというと、山の天気は変わりやすいからです。朝すっきり晴れていたからといって、雨が降らないとは限りません。山に行くときはいつも「雨が降るかもしれない」と考えて持ち物を選びます。そしてもうひとつ大事なことは、服がぬれると急激に体温が奪われるということ。標高が高く気温の低い場所にいると、服がぬれただけで命取りになりかねません。

ただし、レインコートがあれば大丈夫かというと、登山中は運動をしている状態のため、思ったより汗をかきます。安物のレインコートではムレて余計に汗をかき、自分の汗で服がぬれてしまうことも。レインウェアは高性能であればそれだけ快適度が増しますので、選ぶときは防水性と透湿性の両方に注目しましょう。

 

レインウェア

雨が降っていないときも防寒着として活躍

レインウェアを選ぶときのポイントは、機能面も大事ですがデザインも重視することをおすすめします。なぜなら、雨のとき以外にも防寒着として着る機会が多いからです。着る機会の多いウェアだからこそ、かっこよく着こなしたいもの。お気に入りの色、形、デザインのものを納得がいくまで探してみましょう。

 

バックパック

たとえ日帰りでも、山歩きの荷物はけっこうかさばるもの。防寒着にレインウェア、食料や飲み物に加えて、山で温かいコーヒーを飲んだりインスタントラーメンを作ったりしたいなら鍋になるクッカーやコンロとして使うストーブも持ち運びたいですね。バックパックは、これらのたくさんの荷物を運べる上に両手が自由に使えるから、トレッキングには欠かせません。日帰りなら20~30リットル程度、山小屋泊なら40リットルぐらいの大きさのものが便利です。自分の荷物と見比べて必要な大きさを決めましょう。

バックパック

最近はサレワの30リットルを愛用

ちなみに、私が富士登山用に用意したバックパックは25リットルサイズ。富士山の場合、水や食料はほとんど現地で調達できるので、必要最低限の荷物とペットボトルなどのごみが入れば十分。最初のうちは、なるべく荷物を軽くすることが登山を楽しむ秘訣でもあります。容量が決まったら、背負いやすい形や使いやすい機能などを探してお気に入りを見つけましょう。

 

レンタルもあります

レインウェアと靴とバックパック。最低限必要なこの3種類だけでも、お気に入りのものを揃えるとなると、けっこうな金額になります。たまにしか使わないのなら、ひとまずレンタルでいろいろなものを試してみるのもおすすめです。最近は山グッズのレンタルを専門に行っている業者がたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。

山ガールのための登山グッズレンタルショップ「キュートレック」
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